「人の幸せというのは権利ではなく義務なんだよ。だから一人ひとりに幸せになってもらいたいの。
(中略)
私はまず自分の幸せを考えなさいと、私の弟子にいつも言っています。だって自分が幸せでないと、人を助けること、救うことができないからね。
ではどうしたら自分が幸せになれるか?
(中略)
実は何も変えないことなんです。何も望まないことがコツなの。『今ここが幸せ』と思える人が幸せになれます。

『斎藤一人 20年間の教え』より

 

つまり、お金に好かれる方法でまず大切なことは“お金の悪口を言わない”ことです。
(中略)
また、「お金は使えば使うほどまた入ってくる」と言う人がいますが、これは間違いです。使えば使うほどお金はなくなります。当たり前の話ですよね。それより自分の稼いだお金の中から、毎月一万円でも貯金をしてください。そのお金を大切にしていると、必ずお金はお金を呼んできます。
よく「お金は天下の回りものだから」と言ってすぐに使ってしまう人がいますが、賢いお金の使い方とは、今の自分に「これは本当に必要ですか?」と問うてから使う方法です。そしてあなたにとって必要なもので、大切にするなら高いものでも買うべきです。
また物を大切にしない人はお金に嫌われます。車だって「このオンボロ車め」などと言っていると、すぐに故障します。それよりも、「私と一緒に過ごしてくれてありがとう。これからもよろしくね」と言ってあげると、壊れずに元気に走ってくれます。
住んでいる家も服も靴も全てが同じです。物を大切にすれば、あなたは大切なものに囲まれた人生が送れます。そしてあなたの豊かな波動に引きつけられて、お金や人もやってきます。

『斎藤一人 20年間の教え』より

 

私が知人と共に石川県へ向かう途中の出来事でした。
北陸道を走っていると、一台の車が知人の運転する車の後ろにピッタリとくっついて離れません。「早くどけ」と言わんばかりに、車体を左右に揺らしていました。
先を急いでいることは私たちにもわかりますので、知人は車線が変えられるところで道をゆずりました。
しかし、この人は毎日こんな運転をしているのかと思うと、私はいたたまれなくなりました。こんな落ち着きのない貧乏運転をしていると、いつか事故を起こしかねません。自分一人の命かもしれませんが、事故は多くの人を巻き添えにすることさえあります。
一人さんは言います。「貧乏運転をしていると、たとえ今はお金持ちであっても、お金が一瞬にしてなくなったり、不幸が山ほどやってくるよ」と。
なぜかと言うと、その人の出している波動で人生が決まるからです。貧乏運転をしている人は貧乏な波動を出しまくっていますから、貧乏や不幸を引き寄せてしまっているのです。

『斎藤一人 20年間の教え』より