第1回北海道学力コンクール中学3年「数学」(以下 第1回道コン中3「数学」)の難易度とSS60を超えるための対策法を紹介します。
第1回道コンは、受験者数が1万人ほどの大規模な模擬試験で、現在の自分の立ち位置がハッキリします。
ここで良い結果を残して、次に繋げていきましょう!
第1回道コン中学3年「数学」の難易度:定期テストの標準レベル
第1回道コン中3「数学」の難易度は、定期テストの標準レベル(定期テストで90点ほど)です。
具体的には、第1回道コン中3「数学」の難易度は、9月に行われる北海道学力テスト総合Aよりやや易しいです。
なお、8月にある第2回道コン中3「数学」の難易度は総合Aレベルで、第1回道コン中3「数学」より難しいです。
定期テストの標準レベルの問題が楽に解ければSS60は普通に取れる
第1回道コン中3「数学」は、定期テストの標準レベルの問題が楽に解ける、つまり定期テストでどの分野でも満遍なく90点を楽に取れるなら、SS60(偏差値60、上位15%)には普通に到達します。
過去の第1回道コン中3「数学」の集計表を見ると、SSと得点の目安は以下のようになります。
<道コン第1回「数学」のSS・得点の目安>
SS50 → 45点
SS55 → 55点(手稲・新川・苫小牧東・旭川北・帯広三条レベル)
SS60 → 65点(旭丘・国情・旭川東・帯広柏葉レベル)
SS65 → 75点(札幌東西北レベル)
SS70 → 85点(札幌南レベル)
定期テストの標準レベルの問題が楽に解けるなら、4月の段階ではSS60、つまり旭丘・国情・旭川東・帯広柏葉高校など、上位校と呼ばれる高校の合格ラインに達します。
上位校を目指す子は、4月の時点の目標として、定期テストの標準レベルの問題を、どの分野も満遍なくスラスラ解けるようになりましょう。
※
ちなみに私が中学生のとき数学が非常に苦手で、方程式の文章題・関数・図形の証明問題が、ほぼ0点でした(今は関数と図形が最も好き)。
道コンの点数が、昔の易しかった道コン数学で30点(100点満点で換算)ほど、今の難しい道コンなら20点(SS約38)程度です。
でも、SS45の公立高校にGランクの一番下でギリギリ受かり、そこから中堅国立大学工学部に現役合格しました(札幌西・東(SS65)で平均よりやや上の進学先)。
いつでも這い上がれるので、道コンの成績が芳しくなくても、諦めずに勉強してくださいね。
SS60を超えるにはハイレベルな問題を時間内に解ける必要がある
第1回道コン中3「数学」には、総合Aレベル=公立高校入試標準レベルの問題も含まれます。
SS60を超える、つまり札幌東西南北の合格ラインに到達するには、こうした問題も時間内に解ける知識が必要です。
以下に、第1回道コン中3「数学」でSS60を超える方法を、お伝えします。
第1回道コン中学3年「数学」の対策法
SS60までは基本問題集で大丈夫。問題と解説を「理解した上での」暗記を
第1回道コン中3「数学」でSS60は、定期テストの標準レベルの問題が楽に解けるレベルで到達します。
SS60になるには、基本問題集をやり込むことが重要です。
問題集は自力で解かないでください。
問題集の目的は実力試しにあるのではなく、問題と解説を覚えるためにあります。
例題の真下に非常に詳しい解説があったり、別冊の解説が本編と同じくらいのページ数があったりすることからも、解説が重要であることが分かります。
ただし、「理解した上」で覚えて下さい。社会や英語とは違うので、ご注意を。
問題集に従って、解説を隅々まで読み、問題を解説の通りに解けるまでやり込みましょう。
それが自力で解ける、実力が付いたということです。
このやり方は、第2回道コン中3「数学」と全く同じですが、今の時期にこのやり方を実践して慣れておくと、後々有利になるはずです。
道コン中3「数学」は、どの回も試験時間に対する問題量が多く、時間的に大変厳しい試験です。
第1回道コン中3「数学」でSS60は、定期テストの標準レベルの問題が楽に解けるレベルで到達しますが、問題を反射で解けるようになるまで問題集をやり込む必要があります。
基本問題集の問題と解説を「理解した上」で暗記し、問題を見た瞬間に解法が浮かぶまで、徹底的にやってください。
そこで、第1回道コン中3「数学」でSS60が望める基本問題集として、3月4月の時点では『中学 標準問題集 数学』をオススメします。
SS60以上は『中学 ハイクラステスト 数学』をやり込む
第1回道コン中3「数学」でSS60を超えるためには、総合Aレベル=公立高校入試標準レベルの問題が時間内に解ける知識が必要です。
道コン・総合ABC・北海道公立高校入試レベルなら、数学は似たような問題しか出ません。
つまり、SS60を取るときと同様に、問題と解説の暗記でSS60を超えられるということです。
ハイレベルな問題には、ハイレベルな解法があり、習得することで時間内に無理なく解けるようになります。
SS60を超えるために、3月4月の時点では『中学 ハイクラステスト 数学』をオススメします。