北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

こんにちは、個別指導塾まさです。

 

今回は、2021年に行われた、北海道公立高校入試「英語」の問題(裁量問題)・解答・詳しい解説を公開致します。

 

地雷問題を潔く捨てられたかが、勝負の分かれ目となる試験でした。

 

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個別指導塾まさ

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講評:過去最高難度の地雷だらけのセット

2021年の北海道公立高校入試「英語」は、過去最高難度と評価します。

 

地雷問題が至る所に仕掛けられており、飛ばさないと時間が足りなくなり、後ろの問題をボロボロ落とす危険があります。

 

以下の地雷問題を捨てられたかが、勝負の分かれ目だったでしょう。

 

■地雷問題:

・大問2A問1:2020年入試と同じ形式で、2020年より易しいが、飛ばすべき。

・大問2B問1:本文を幅広く読まないと、答えに確信が持てない。

・大問3問2:「指示する」という単語が中学英語の範囲外で、直前の英文の「ask」から類推する必要があるが、本番で思いつくのは難しい。

・大問4A問2:超地雷問題。Mr.Smithの5つ目の会話を注意深く読む必要があり、しかもこの会話だけでは判断できず、「(注)」の単語を使うことで、ようやく答えが得られる。

 

加えて、確実に点が望める自由英作文もこれまでになく難しかったですが、英語を英語のまま読む訓練を積んできた子なら、解ける問題でした。

大門1 リスニング(学校標準問題)

音声が無いので、略。

大門2 A 会話文(学校標準問題)<難>

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

 

以下の手順でやることで、無理なく解くことができるはずです。

 

まず、以下の作業を行ってください。

① 長文のタイプを把握する → 本問は会話文である

② 本文のイントロ部分を読む

③ 本文の登場メンバーをチェック。登場メンバーのみをタテにざっと読む。

④ 注意書きの単語の日本語部分と本文イントロを同時に読み、本文の内容をざっくり捉える

 

問1は難しいので、一度飛ばしたがよいです。

 

次に、問1を読みます。★難しい!飛ばした方がよい★

本文は、内容一致問題ですので、以下の4つの方法で解きます。

① 選択肢をざっと読み、主語をつかむ。

② 「(注)」に選択肢の文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

③ 「(注)」に単語がない場合、選択肢の文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

④ 選択肢は本文の読む順になっている場合が多い。例えば、選択肢ウは選択肢イで読んだ後の英文に答えがあると考えることができる。

このとき、以下のポイントに注意するとよい。

■長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

■1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

・ア

「family」でキーワード検索します。

Chikaの会話の2行目に「family」があり、Chikaの会話の2行目までを読むことで、Chikaの会話では正解です。

しかし、KotaとYukiの会話に「family」が無いので、選択肢アは誤りです。

・イ

Chikaの会話に絞って該当箇所を探すと、1行目から2行目までを読むことで、選択肢イは正しいことが分かります。

・ウ

Yukiの会話に絞って該当箇所を探すと、1行目から2行目までを読むことで、選択肢ウは誤りだと分かります。

・エ

Chikaの会話の2行目から最後までを読むことで、選択肢エは誤りだと分かります。

・オ

Yukiの会話の1行目から3行目までを読むことで、選択肢オは正しいことが分かります。

→ 問1 答:イ、オ

 

次に、問2を読みます。

本問は、疑問文に答えるタイプの問題です。

疑問文に対して定型的に返し、疑問文の答えを本文から探します。

このとき、

・ 「(注)」に疑問文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

・ 「(注)」に単語がない場合、疑問文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

を実行して、疑問文の答えを本文から探すと無理なく解けるはずです。

まず、「Because 〜」ときますね。

次に、疑問文の答えを探します。

問われているのは、「Why is Kota’s ball special?」ですので、Kotaの会話から該当箇所を探します。

「special」でキーワード検索してもよいのですが、以下のポイントを抑えると、より速く正確に探すことができます。

■長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

■1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

これより、Kotaの会話の最終行付近を読むことで、答えが得られます。

→ 問2 答:The ball has his favorite player’s autograph. など

 

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大門2 B 図表問題(学校標準問題)<やや難>

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

 

以下の手順でやることで、無理なく解くことができるはずです。

 

まず、以下の作業を行ってください。

① 長文のタイプを把握する → 図表がメインの長文である

② 本文のイントロ部分を読む

③ 本文のうち、大きな文字と図表に目を通す

④ 注意書きの単語の日本語部分と本文イントロおよび図表を同時に読み、本文の内容をざっくり捉える

 

問1は難しいので、一度飛ばしたがよいです。

 

次に、問1を読みます。★難しい!飛ばした方がよい★

本問は、疑問文に答えるタイプの問題です。

選択肢があるので、そこをざっと読みます。

次に、疑問文の答え=選択肢、を探します。

このとき、

・ 「(注)」に選択肢の文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

・ 「(注)」に単語がない場合、選択肢の文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

を実行すると、無理なく解けるはずです。

・(1)

選択肢が日付に関するものなので、1つ目の表の「Event Names」と「Date」に着目します。

これより、「24th」と「25th」の2日間この街に滞在すれば、全てのイベントに行くことができることが分かります。

「22nd〜28th」の判断が難しいですが、「24th」と「25th」がこの範囲に含まれるので、全てのイベントに行くことができると判断できます。

試験中にこの判断をするのは、中学生には少々難しいかもしれません。

→ 問1(1) 答:ア

・(2)

選択肢が金額に関するものなので、2つ目の表に着目します。

しかし、問題文に「by bus」とあるので、バス料金も考えなければならないでしょうが、表にはこの情報がありません。

そこで、金額に関しての情報が無いか、2つ目の表付近を広い目で見渡すと、

「☆You can take free buses between the station and each place.(It takes 30 minutes.)」

とあるので、バス料金は考えなくてよいです。

これより料金は、700+1,500+1,500=3,700yen、と求めることができます。

→ 問1(1) 答:イ

 

次に、問2を読みます。

本問は、疑問文に答えるタイプの問題です。

疑問文に対して定型的に返し、疑問文の答えを本文から探します。

このとき、

・ 「(注)」に疑問文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

・ 「(注)」に単語がない場合、疑問文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

を実行して、疑問文の答えを本文から探すと無理なく解けるはずです。

まず、「I want to go to 〜. Because 〜」ときますね。

次に、疑問文の答えを探します。

問われているのは、「Which event do you want to go to?」と「And why?」です。

前者の答えとして、「Event」が記されている1つ目の表から適当に、「Ice Hockey Tournament」を選びます。

後者の答えとして、1つ目の表の「Notes」英文を抜き出し、答えとして適した形になるよう、少しだけ形を変えて返します。

「I want to see famous players.」と答えるとよいでしょう。

→ 問2 答:I want to go to the Ice Hockey Tournament because I want to see famous players. など

 

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大門3 長文問題(学校標準問題)<やや易>

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

 

以下の手順でやることで、無理なく解くことができるはずです。

 

まず、以下の作業を行ってください。

① 長文のタイプを把握する → 本問は段落付き長文である

② 本文のイントロ部分を読む

③ 本文に段落番号を振る

④ 注意書きの単語の日本語部分と本文イントロを同時に読み、本文の内容をざっくり捉える

 

次に、問1を読みます。

本問は空欄補充問題なので、前後の文を含めて読むことで、答えを得られるはずです。ダメなら、読む範囲を少しずつ広げていきましょう。

空欄が3つあるので、3つの空欄の前後の文をキチンと読みます。

第一段落の1〜4行目、第五段落を全てよむことで、答えは「became」であると確信が持てます。

→ 問1 答:became

 

次に、問2を読みます。★難しい!飛ばした方がよい★

本問は空欄補充問題かつ文法問題です。

このタイプの問題は、前後の文を含めて読んでから、問題文で指示された英語を答えます。

前後の文を含めて読んで答えが得られないなら、読む範囲を少しずつ広げていきましょう。

前後の英文も読んだ上で、今回は、下線部のみを読んで解けることが分かります。

「She () write them on the paper.」=「加藤先生が武に対して、紙に書くよう指示した」

で、切り取って

「()」=「武に対して指示した」=「instructed me to」

となります。

しかし、「instruct」は中学英語の範囲外の単語なので、英検準2級以上を持つ子以外、書くのは難しいでしょうし、試験官もこの単語を書くことを要求していないでしょう。

重要なのは、前後の英文を読んで推測することです。

空欄の前に、「First, Ms Kato asked me what I must do on the day and she () write them on the paper.」

と、並列関係を示す接続詞の「and」があるので、「ask」と類似の単語を用いるとよいでしょう。

「ask」と似た単語で、「人 to do」となる単語を思い出して、「tell 人 to do」が適していると言えます。

試験時間内にこの考察をするのは難しいので、飛ばすのが賢明でしょう。

→ 問2 答:told me to など

 

次に、問3を読みます。

本問は、下線部の内容を問う問題です。

以下のポイントに留意して解きます。

① 下線部に指示語が含まれている場合、直前の英文から読み上って指示語の中身を突き止める

② 下線部に指示語が含まれていない場合、前後の英文を読んで、下線部の内容を調べる

③ 下線部が本文の主旨を問うものである場合、本文の最初と最後を読む。以下の理由を参照。

・長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

・1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

問題を解きます。

本問は、下線部の「that」の中身を問われているので、読み上って調べることになります。

その前に、下線部がある英文をしっかり読んで、「that」が人なのか物なのかを、おおよそで良いので調べてください。

読み上って調べると、第三段落の2〜4行目まで読むことで、選択肢アが答えであると確信が持てます。

→ 問3 答:ア

 

次に、問4を読みます。★易しいので確実に点を取りたい!★ ★一度飛ばして最後まで解いてから戻りましょう★

本文は、内容一致問題ですので、以下の4つの方法で解きます。

① 選択肢をざっと読み、主語をつかむ。

② 「(注)」に選択肢の文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

③ 「(注)」に単語がない場合、選択肢の文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

④ 選択肢は本文の読む順になっている場合が多い。例えば、選択肢ウは選択肢イで読んだ後の英文に答えがあると考えることができる。

このとき、以下のポイントに注意するとよい。

■ 長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

■ 1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

・ア

「too much work」でキーワード検索すると、第1段落の4行目に行き着きます。

ここから第1段落の1〜4行目を読むことで、選択肢アは誤りだと確信が持てます。

・イ

選択肢アで読んだ英文以降を読むことになる、と思っておいてください。

「to-do lists」が「(注)」にあるので、「※」を手がかりに本文から探すと、第2段落の3行目に行き着きます。

ここから第2段落すべてを読むことで、選択肢イは正しいと確信が持てます。

・ウ

選択肢イで読んだ英文以降を読むことになる、と思っておいてください。

選択肢の単語が「(注)」に無く、目立つ単語がないので、選択肢イで読んだ英文以降である第3段落を読むと、第3段落の1〜3行目までを読むことで、選択肢ウは誤りだと確信が持てます。

・エ

選択肢ウで読んだ英文以降を読むことになる、と思っておいてください。

選択肢の単語が「(注)」に無く、目立つ単語がありません。

そこで、選択肢ウで読んだ英文以降である第3段落3行目以降を読むと、第3段落の3〜4行目までを読むことで、選択肢エは誤りだと確信が持てます。

・オ

選択肢エで読んだ英文以降を読むことになる、と思っておいてください。

選択肢の単語が「(注)」に無く、目立つ単語がありません。

そこで、そこで、ラストの選択肢ということから、最終段落である第5段落あたりに目を付けて読むと、第4段落2行目〜第5段落までを読むことで、選択肢オは正しいと確信が持てます。

→ 問4 答:イ、オ

 

次に、問5を読みます。

本問は、問題文に与えられているタイプの問題です。

こういうタイプの問題は、以下の3つの方法で解きます。

① まずは問題文の英文のみで解けないかやってみる

② ①がダメなら、「(注)」にここまで読んだ文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

③ ②がダメなら、「(注)」に単語がない場合、ここまで読んだ文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

④ ③がダメそうなら、本文の最初と最後を読んで答えを探す(ラストの問題なので、本文の主旨を問う問題と考えられるから)。

④の根拠は、以下のとおり。

・長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

・1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

問題を解きます。

今回は明らかに、問題文の英文のみで解けます。

空欄の前後の英文より、「動詞+物+to 人」という英語が入りそうです。「人」が友人らと先生と複数人なので。「物」も複数形になります。

「2語以上で」「自由に書きなさい」とあるので、簡単な英語になるよう適当に「give letters」と書くとよいでしょう。

→ 問5 答:give letters など

大門4 A 長文問題(学校裁量問題)

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

 

以下の手順でやることで、無理なく解くことができるはずです。

 

★自由英作文を片付けてから着手してください!★

 

まず、以下の作業を行ってください。

① 長文のタイプを把握する → 本問は会話文である

② 本文のイントロ部分を読む

③ 本文の登場メンバーをチェック。登場メンバーのみをタテにざっと読む。

④ 注意書きの単語の日本語部分と本文イントロを同時に読み、本文の内容をざっくり捉える

 

問2を潔く捨てられたかが、勝負の分かれ目です!

 

次に、問1を読みます。★何とか解きたい!★

本問は空欄補充問題なので、以下のようにして解きます。

① 前後の文を含めて読む。ダメなら、読む範囲を少しずつ広げる。

② 本文の末尾、段落の末尾にあるなら、本文(段落)の最初と最後を読む。

根拠は、以下のとおり。

■長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

■1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

問題を解きます。

今回は、選択肢ア〜エの前後の英文を読んで判断できます。

・ア、ウ、エ

空欄前後の英文を読むと自然な流れとなっており、問題文の英文を入れる必要がないので、不適です。

・イ

空欄前後の英文を読むことで、明らかに問題文の英文を入れる必要があることが分かります。

→ 問1 答:イ

 

次に、問2を読みます。★難しい!飛ばした方がよい★

本問は、問題文に英文が与えられているタイプの問題です。

こういうタイプの問題は、以下の3つの方法で解きます。

① まずは問題文の英文のみで解けないかやってみる

② ①がダメなら、「(注)」にここまで読んだ文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

③ ②がダメなら、「(注)」に単語がない場合、ここまで読んだ文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

このとき、以下のポイントに注意するとよい。

・長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

・1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

問題を解きます。

明らかに問題文の英文のみでは解けないです。

そこで、「crowdfunding」が「(注)」にあるので、「※」を手がかりに本文から探すと、Mr.Smithの5つ目の会話に行き着きます。

問題文の英文と照らし合わせると、

問題文の英文:「We can ask a lot of people all over the word」→Mr.Smithの5つ目の会話の4行目に一致する英文あり。

問題文の英文:「to help our () the Internet.」→Mr.Smithの5つ目の会話の2行目に一致する英文あるので、2語の2つ目は「through」と分かる。

答えの2語の1つ目ですが、Mr.Smithの5つ目の会話の3行目の

「for example, making a new movie or holding a music festival.」

に相当する単語となりますが、これでは分かりません。

Mr.Smithの5つ目の会話の前後を読んでも、適した単語は見つかりません。

そこで、辞書の索引のように活用する「(注)」を見て適した単語を探すと、「project」が適していることが分かります。

Mr.Smithの5つ目の会話を精読し、かつ英文を要約して適切な単語を探す作業が要求される難問です。飛ばしましょう。

→ 問2 答:project through など

 

次に、問3を読みます。★易しいので何とか解きたい!★★一度飛ばして最後まで解いてから戻りましょう★

本文は、内容一致問題ですので、以下の4つの方法で解きます。

① 選択肢をざっと読み、主語をつかむ。

② 「(注)」に選択肢の文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

③ 「(注)」に単語がない場合、選択肢の文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

④ 選択肢は本文の読む順になっている場合が多い。例えば、選択肢ウは選択肢イで読んだ後の英文に答えがあると考えることができる。

このとき、以下のポイントに注意するとよい。

■長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

■1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

・ア

選択肢の単語が「(注)」に無く、目立つ単語もありません。

そこで、最初の選択肢ということから、本文を最初から読みます。

これより、Mr.Smithの1つ目の会話すべてと、Yokoの1つ目の会話の1行目までを読むことで、選択肢アは誤りだと分かります。

・イ

選択肢アで読んだ英文以降を読むことになる、と思っておいてください。

「a coffee shop」でキーワード検索すると、Yokoの3つ目の会話の最後あたりに行き着きます。

このYokoの3つ目の会話の最後あたりを読むことで、選択肢イは誤りだと判断できます。

・ウ

「crowdfunding」が「(注)」にあるので、「※」を手がかりに本文から探すと、Mr.Smithの5つ目の会話に行き着きます。

選択肢の主語がYukoなので、この次のYukoの5つ目の会話を読むことで、選択肢ウは正しいことが分かります。

・エ

「organizations」が「(注)」にあるので、「※」を手がかりに本文から探すと、Mr.Smithの7つ目の会話に行き着きます。

このMr.Smithの7つ目の会話全てを読むことで、選択肢エは誤りだと判断できます。

・オ

「leagal」が「(注)」にあるので、「※」を手がかりに本文から探すと、Mr.Smithの8つ目の会話に行き着きます。

このMr.Smithの8つ目の会話全てを読むことで、選択肢オは正しいことが分かります。

→ 問3 答:ウ、オ

 

次に、問4を読みます。

本問は、問題文に英文が与えられているタイプの問題です。

こういうタイプの問題は、以下の3つの方法で解きます。

① まずは問題文の英文のみで解けないかやってみる

② ①がダメなら、「(注)」にここまで読んだ文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

③ ②がダメなら、「(注)」に単語がない場合、ここまで読んだ文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

このとき、以下のポイントに注意するとよい。

・長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

・1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

問題を解きます。

(1)★何とか解きたい!★

問題文の「計画」の英文の、「Travelers can enjoy〜in the coffee shop.」の部分を読んで解けます。

この街特有のもの、喫茶店で出されるものであることに留意すると、「eating fruits」などが適しています。

問2を解く過程で、Mr.Smithの5つ目の会話の3行目の

「for example, making a new movie or holding a music festival.」

を読むので、ここから抜き出して「listining music」などとしてもよいでしょう。

→ 問4(1) 答:eating fruits など

(2)

問題文に「計画や会話の内容から考えて」とあるので、「計画」の英文と「会話」を読むことになります。

空欄は「計画」の英文にあり、「計画」の英文はYukoのものです。

これより、「会話」の中のYokoの会話に答えがあるのではないかと、推測します。

「会話」を読むと、Yokoの2つ目の会話に、「I’d like more people to be fans of our town.」とあり、

空欄前の英文「the travelers will become () of this town!」と一致するので、空欄には「fans」が入ります。

答えに確信を持つために、空欄に「fans」を入れて前後の英文を読むと、自然な流れになっていることを確認してください。

→ 問4(2) 答:fans など

大門5 B 自由英作文(学校裁量問題)<難>

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

解答例:I’m interested in baseball, and I’d like to watch it at a stadium with you. Also, I want to know what’s popular for young people to make lots friends.  など

 

例年よりはるかに難しいです。

しかし、「直美がエマからもらったメール」の英文をなるべく流用し、解答ポイント整理して、簡単な英文を書くことを心掛ければ確実に点が取れますので、捨てないように。

英語を英語のまま読むトレーニングを積まないと試験時間内に解答できないので、机に向かって勉強する習慣を持ちましょうね。

 

以下、自由英作文の特徴と対策法です。

 

自由英作文の特徴と対策法

① 高度な英文でなくてもOK。以下、北海道教育委員会公表の解答例(2021年本試験)。

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

② ポイントを満たして書けば、必ず点がくるボーナス問題。以下、北海道教育委員会公表の採点基準(2021年本試験)。

北海道公立高校入試英語2021年(令和3年)過去問題

 

自由英作文の対策法

① 文法問題集とリスニング問題集を丸暗記する

 

② ディクテーションをする

リスニング問題集を用いて、ディクテーションをやってください。

こちらに、合格した先輩達の多くが使った問題集が、偏差値別に載っています。

>>オススメ問題集一覧(偏差値別)

 

③ 過去問演習を毎日コツコツやる

北海道公立高校入試の過去問を使用して、テーマを都度変えて英文を書く練習をしてください。