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北海道公立高校入試の一般入試の合否判定の手順についてまとめました。

北海道教育委員会が公表した『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』を使用しています。

 

北海道公立高校入試の総合データ

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北海道公立高校一般入試の合否判定の総合データ(2024年)

北海道公立高校入試の一般入試の合否判定は、以下の資料と方法を用いて行われます。

(1) 全日制の課程に係る選抜

ア 次に示す資料を総合的に評価して行うこと。

(ア) 個人調査書(中学校卒業後5年を経過した出願者を除く。)

(イ) 学力検査の成績
特定の教科の配点に比重をかける傾斜配点を行うことができる。傾斜配点を行う教科は1~3教科、得点の倍率は1.5~2倍とする。

(ウ) 面接、実技を行った場合は、その結果

(エ) 健康診断書(体育に関する学科の出願者に限る。)

イ 特別の事情により、上記アの資料の一部が欠ける場合は、高等学校長の判断によること。

ウ 入学者の選抜に当たっては、次に示す方法で、合格者を決定すること。

(ア) 募集人員の70%程度については、個人調査書の「各教科の評定」の記録と学力検査の成績を同等に取り扱い、選抜を行うこと。

(イ) 募集人員の15%程度については、個人調査書の内容等を重視して、選抜を行うこと。

(ウ) 募集人員の15%程度については、学力検査の成績を重視して、選抜を行うこと。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P22より

北海道公立高校入試の合否判定の手順(2024年)

①内申点と当日点の相関表で定員の70%が決まる(70%枠)

北海道公立高校入試の一般入試の合否判定は、まずは定員の70%が、内申点と当日点の相関表を使用して、決められます。

いわゆる、70%枠というものです。

 

根拠は、以下のとおりです。

2 選抜の手順については、次により行うこと。

(1) ウの(ア)による選抜を最初に行うこと。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P23より

 

ウ 入学者の選抜に当たっては、次に示す方法で、合格者を決定すること。

(ア) 募集人員の70%程度については、個人調査書の「各教科の評定」の記録と学力検査の 成績を同等に取り扱い、選抜を行うこと。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P22より

 

1 ウの(ア)において、個人調査書の「各教科の評定」の記録と学力検査の成績とを同等に取り扱うことについては、次により作成した相関表を用いて、その適正を図ること。

なお、学力検査において傾斜配点を行った場合は、総得点を500点満点に換算した上で(小数第1位を四捨五入する。)相関表を用いること。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P23より

 

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P23より

 

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②学力重視枠と内申重視枠で定員の15%ずつが決まる

北海道公立高校入試では、学力重視枠と内申重視枠が、それぞれ定員の15%ずつ設けられています。

いわゆる、15%枠というものです。

 

定員の70%が内申点と当日点の相関表を使用して決められ、その次に、学力重視枠と内申重視枠で合否判定が行われます。

 

根拠は、以下のとおりです。

2 選抜の手順については、次により行うこと。

(1) ウの(ア)による選抜を最初に行うこと。

(2) ウの(ア)において合格とならなかった者を対象に、ウの(イ)、(ウ)の方法により選抜を行うこと。

選抜に当たっては、受検者の学力検査の成績に0.63を乗じ、満点を315点に換算した上で選抜すること。

なお、ウの(イ)、(ウ)の方法による選抜の順序については、高等学校長の判断によること。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P23より

 

ウ 入学者の選抜に当たっては、次に示す方法で、合格者を決定すること。

<中略>

(イ) 募集人員の15%程度については、個人調査書の内容等を重視して、選抜を行うこと。

(ウ) 募集人員の15%程度については、学力検査の成績を重視して、選抜を行うこと。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P22より

合否判定の詳細は学校裁量枠による

詳しく見ると、学力重視枠と内申重視枠での合否判定は、以下のように行われることが分かります。

・当日点を315点満点として合否判定する。

・学力重視枠と内申重視枠での選抜、どちらを先に行うかは高校による。

 

学力重視枠と内申重視枠の点数計算の詳細は、北海道教育委員会が公表している学校裁量枠から分かります。

>>【最新版】北海道公立高校入試の定員と学校裁量枠(一般・推薦)と推薦の要件まとめ

 

以下参考として、学力重視枠と内申重視枠の点数計算の例です。

<計算例①>

定員320人、うち推薦入試で60名が内定したと仮定→一般入試の募集人数は260人

募集人数260人の70%である182人が、相関表で合否が決められる。

その後、募集人数260人の15%の39人が学力点重視枠で、募集人数260人の15%の39人が内申点重視枠で合否が決められる。

この高校は学力点重視枠で先に選抜を行い、次に内申点重視枠で選抜を行うとする。

 

内申点が280点(Bランク)で、入試当日点が300点だったとする。

 

70%枠では不合格であったとする。

 

次に、募集人数の15%の学力点重視枠で見た場合。

学力点重視枠は、学力点:内申点=8:2とする。

<315点満点:学力点=500点×0.63×8/10=252点、内申点=315点×2/10=63点。252点+63点=315点(比率によらず必ず315点満点と決められている)>

学力点=300点×0.63×8/10=151.2点、内申点=280点×2/10=56点。

学力点+内申点=151.2点+56点=207.2点

学力点重視枠の合格最低点が230点だったとすると、学力点重視枠では不合格。

 

最後に、募集人数の15%の内申点重視枠で見た場合。

内申点重視枠は、内申点:学力点=6:4とする。

<315点満点:内申点=315点×6/10=189点、学力点=500点×0.63×4/10=126点。189点+126点=315点(比率によらず必ず315点満点と決められている)>

内申点=280点×6/10=144点、学力点=300点×0.63×4/10=75.6点。

内申点+学力点=144点+75.6点=219.6点

内申点重視枠の合格最低点が210点だったとすると、内申点重視枠では合格。

 

<計算例② 傾斜配点がある場合>

定員320人、推薦入試なしの高校、数学と英語が2倍の傾斜配点と仮定(例:札幌北高校)→一般入試の募集人数は320人

募集人数320人の70%である224人が、相関表で合否が決められる。

その後、募集人数320人の15%の48人が学力点重視枠で、募集人数320人の15%の48人が内申点重視枠で合否が決められる。

この高校は学力点重視枠で先に選抜を行い、次に内申点重視枠で選抜を行うとする。

この高校の傾斜配点での総得点の満点は700点(国語・社会・理科100点満点、数学・英語200点満点)で、総得点を500点満点に換算する決まりなので、総得点を5/7倍する。

内申点が300点(Aランク)、入試当日点が、国語85点、数学160点(80点×2)、社会75点、理科70点、英語180点(90点×2)、合計570点だったとする。入試当日点を5/7倍して500点満点に換算すると407.14・・・点で、70%枠では小数第1位を四捨五入する決まりなので407点(※)。

※学力点重視枠と内申点重視枠(15%枠)では、小数第1位を四捨五入するかどうか手引に書かれていません。ここでは小数第1位を四捨五入して合否判定すると仮定して話を進めます。

 

70%枠では不合格であったとする。

 

次に、募集人数の15%の学力点重視枠で見た場合。

学力点重視枠は、学力点:内申点=9:1とする。

<315点満点:学力点=500点×0.63×9/10=283.5点、内申点=315点×1/10=31.5点。283.5点+31.5点=315点(比率によらず必ず315点満点と決められている)>

学力点=407点×0.63×9/10=230.679点、内申点=300点×1/10=30点。

学力点+内申点=230.679点+30点=260.679点

学力点重視枠の合格最低点が265点だったとすると、学力点重視枠では不合格。

 

最後に、募集人数の15%の内申点重視枠で見た場合。

内申点重視枠は、内申点:学力点=6:4とする。

<315点満点:内申点=315点×6/10=189点、学力点=500点×0.63×4/10=126点。189点+126点=315点(比率によらず必ず315点満点と決められている)>

内申点=300点×6/10=180点、学力点=407点×0.63×4/10=102.564点。

内申点+学力点=180点+102.564点=282.564点

内申点重視枠の合格最低点が280点だったとすると、内申点重視枠では合格。

 

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定員とは推薦入試の定員を除いた人数である

北海道公立高校入試の一般入試の合否判定として、70%枠・15%枠のはなしをしました。

 

この枠ですが、推薦入試が行われる高校の場合、注意が必要です。

推薦入試で合格した人数を差し引いて、70%枠・15%枠の人数を計算する必要があるからです。

 

以下、計算例です。

<70%枠・15%枠の人数の計算例>

定員320人、うち推薦入試で60名が内定したと仮定

→一般入試の募集人数は260人

募集人数260人の7割である182人が、相関表を用いて合否が決められる(70%枠)。

残り3割の78人のうち、15%の39人が学力点重視枠で、15%の39人が内申点重視枠で合否が決められる(15%枠)。

採点は「正答表」に基づき正確に行われる

北海道公立高校入試の採点は、北海道教育委員会が公表した「正答表」に基づいて正確に行われます。

 

根拠は、以下のとおりです。

5 採点

(1) 採点は、「正答表」によって正確に行うこと。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P23より

疑問のある解答は校内で協議される(採点基準)

受験生の解答が正解かどうか微妙な場合、協議の上で正誤判定が行われ、その採点基準が全ての受験生の解答に適用されます。

 

根拠は、以下のとおりです。

5 採点

<中略>

(2) 解答について疑問が生じた場合は、校内で協議し、全ての答案について同じ基準で採点に当たること。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P23より

 

札幌東西南北・旭丘、旭川東や帯広柏葉高校などの上位高では、採点基準が厳しいという噂があります。

北海道教育委員会が公表した「正答表」が厳密性に欠ける場合、学校独自のより厳密な解答を採点基準としているのではないでしょうか。

 

例えば英語の場合、正答表の採点基準の注釈に、「文法的には間違いはあるが,内容的に理解できるものは,1点(中間点)とする。」とあり、採点基準が緩く設定されています。

>>2022年入試「英語」の問題と解答

>>(参考)2022年入試「英語」の解説

 

上位高ではこれを、「文法的に正しく,内容的にも理解できるもの」を正答としているのかもしれません。

理数科などがある高校の場合「できるだけ第一志望を優先」

函館中部高校など理数科がある高校、複数の学科がある札幌国際情報高校では、第2志望・第3志望まで出願できます。

このとき、「できるだけ」第1志望の受験生が優先されます。

 

根拠は、以下のとおりです。

エ 出願学科について、第1志望のほか第2志望があるときは、できるだけ第1志望を優先して、選抜を行うこと。
オ 第3志望については、当該学科の合格者が募集人員に達しない場合に入学者選抜の対象とし、当該学科へ入学させるよう配慮すること。

『令和6年度(2024年度)道立高等学校入学者選抜の手引(一般入学者選抜)』P23より

北海道公立高校入試を突破する対策法

道コン公表の合格最低点を超えることを目標に!

北海道の公立高校の合格最低点は、入試終了後に道コンが公表しています。

 

こちらに、過去数年間の合格最低点のランク別推移を、私の方でまとめました。

>>北海道公立高校入試の道コン最低点推移のランク別まとめ

 

70%枠や採点基準など、情報が多くて不安になりますが、合格最低点を超えることを目標としましょう。

 

結局のところ、学校生活を頑張って内申点を確保して、問題集を完璧にすれば公立高校入試は突破できます。

 

学校の勉強と平行して、コツコツ頑張っていきましょう。

上位校を目指す子は「厳密」な記述対策を

札幌東西南北・旭丘、旭川東や帯広柏葉高校などの上位校を目指す子は、厳しいと言われている採点基準に耐えうる解答を書けるようになる必要があります。

 

対策として、問題集の記述問題の解答例を何度も読み書きして、覚える勢いでやりましょう。

覚えた解答例を、試験問題に合った形に書き換えたり組み合わせたりすることで、厳密な解答に近づきます。