北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

 

 

こんにちは、個別指導塾まさです。

 

今回は、2022年に行われた、北海道公立高校入試「英語」の問題・解答・詳しい解説を公開致します。

 

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個別指導塾まさ

別業界の会社で働きながら、副業でオンライン個別指導塾と家庭教師をやっています。北大院卒、指導経験20年以上。当塾は中上位高校志望の子が多いですが、勉強が苦手な子も多数在籍しています。今の学力は不問ですので、気軽にお申し込みください。授業料は1回70分 3,000円〜です。

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講評:大幅に易化

2022年の北海道公立高校入試「英語」は、「大幅に易化」と評価します。

 

2022年から新制度ということで、リスニング問題が増えたり、文法問題があったりと、問題形式が少々変わりましたが、全体的な難易度は、昨年より大幅に下がっています。

 

長文問題集を使い音読とリスニングを毎日やり、過去問演習を積んできた子は、今回は高得点が取れたのではないでしょうか。

 

個別指導塾まさの生徒も、点数開示で90点近く取れた子が続出しました。

 

2022年度が非常に易しかったことから、2023年度は2020年や2021年のような難しい問題セットになる可能性があるので、今からコツコツ勉強してくださいね。

大門1 リスニング

音声が無いので、略。

大門2 文法問題

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

 

問1(1)

解答:Nice

問1(2)

解答:Here

問2(1)

解答:(正答例) took

問2(2)

解答:(正答例) showing

問3(1)

解答:(正答例) It’s July 4.

問3(2)

解答:(正答例) It’s nice.

 

文法の超基本問題なので、解説を割愛します。

ここで躓いている子は、『中学英語をひとつひとつわかりやすく。』で基礎固めをしましょう。

大門3A 図表問題

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

 

以下の手順でやることで、無理なく解くことができるはずです。

 

まず、以下の作業を行ってください。

① 長文のタイプを把握する → 図表がメインの長文である

② 本文のイントロ部分を読む

③ 本文のうち、大きな文字と図表に目を通す

④ 注意書きの単語の日本語部分、本文イントロ、図表を同時に読み、本文の内容をざっくり捉える

⑤ 問1を読む→本文から答えを探す→問2を読む→本文から答えを探す→・・・、の流れで解いていく

 

問1(1)

解答:ア

解説:

選択肢が「〜minutes」とあり、時間に関するものです。

問題文に「Hokkai Station」「Stadium Station」とあるので、表の「2 Train & Walking」の部分を読みます。

これより、「15 minutes」のうち「5-minute walk」が2つ、つまり「10 minutes」に相当するので、答えは「15 minutes」から「10 minutes」を引いた「5 minutes」(ア)になります。

 

問1(2)★時間を食うので飛ばして最後まで解いてから戻るとよい★

解答:エ

解説:

問われているのは、「定額のタクシーにどんなグループが乗った場合、電車より安くなるのか」です。

選択肢はグループの種類があり、表の「2 Train & Walking」「3 Flat Rate Taxi」それぞれに金額が書かれているので、選択肢のグループでの金額を一つ一つ計算して、定額のタクシーが電車に乗るより安くなる選択肢を選びます。

・ア

電車に乗った場合は200×3=600yen、定額のタクシーに乗った場合は750yenと、定額のタクシーの方が高くなるので不適です。

・イ

電車に乗った場合は200×2+100×2=600yen、定額のタクシーに乗った場合は750yenと、定額のタクシーの方が高くなるので不適です。

・ウ

電車に乗った場合は200×3+100×1=700yen、定額のタクシーに乗った場合は750yenと、定額のタクシーの方が高くなるので不適です。

・エ

電車に乗った場合は200×4=800yen、定額のタクシーに乗った場合は750yenと、定額のタクシーの方が安くなるので、これが正解です。

 

問2

解答:(正答例) I want to use a train because I can eat lunch at a restaurant in Hokkai Station.

解説:

本問は、疑問文に答えるタイプの問題です。

疑問文に対して定型的に返し、疑問文の答えを本文から探します。

このとき、

・ 「(注)」に疑問文の単語が無いかをチェック。あるなら、「※」を手がかりに本文からその単語を探し、その単語の周辺部から答えを探す。

・ 「(注)」に単語がない場合、疑問文の中で、明らかに目立つ単語に目を付け、本文をざっと読んでキーワード検索をする。

を実行して、疑問文の答えを本文から探すと無理なく解けるはずです。

まず、「I want to 〜. Because 〜」ときますね。

次に、疑問文の答えを探します。

問われているのは、「How do you want to go to the stadium from station?」と「And why?」です。

前者の答えとして、表の「2 Train & Walking」「3 Flat Rate Taxi」「4 Walking」の項目の中から適当に選びます。

解答例に沿って、「Train & Walking」を選んでみます。

後者の答えとして、「★1」と「★2」の但し書きの英文を流用するとよいでしょう。

時間の節約のため、「★1」の英文をそのまま抜き出しましょう。

英語は、問われていることに答えたら、英文が拙くても点がもらえます。

以上より、「 I want to use a train because there are various restaurants and coffee shops in Hokkai Station.」となり、問われていることに答えており、文法的にも間違えで無いので、OKでしょう。

大門3B 短めの長文問題

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

 

以下の手順でやることで、無理なく解くことができるはずです。

 

まず、以下の作業を行ってください。

① 長文のタイプを把握する → 本問は段落付き長文である

② 本文のイントロ部分を読む

③ 本文に段落番号を振る

④ 注意書きの単語の日本語部分と本文イントロを同時に読み、本文の内容をざっくり捉える

⑤ 問1を読む→本文から答えを探す→問2を読む→本文から答えを探す→・・・、の流れで解いていく

 

問1

解答:ウ

解説:

・ア

最初の選択肢なので、本文の最初から1段落目までを読んで、答えを探します。

本文2行目に「I was surprised because they don’t usually eat breakfast together.」とあるので、選択肢アは誤りです。

・イ

選択肢アで読んだ英文以降を読みます。

本文3〜4行目に「We usually eat a simple and nutritious breakfast like some fruits and oatmeal by ourselves.」、

本文5〜6行目に「I often have rice ,miso soup, and some small dished with my family.」

とあるので、選択肢イは誤りです。

・ウ

選択肢イで読んだ英文以降を読みます。

「Taiwan」に注意して読みます。第二段落は日本の朝食の話しをしているので、第三段落から読みます。

すると、「She said to me, “In Taiwan, we usually don’t eat breakfast at home”」とあるので、選択肢ウは正しいです。

・エ

選択肢ウが正解と分かりましたが、流し読みで構わないので、選択肢エが誤りであることを確認しておくと、安心できます。

選択肢ウで第三段落を読んだので、第四段落を読みます。

これより、選択肢エは誤りだと分かります。

 

問2

解答:ア

解説:

本問は、この英文の主旨を問う問題です。

以下のポイントを抑えましょう。

■長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

■1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

この英文は、第一段落がカナダの朝食の具体的な内容であり、抽象化されていないので、主旨とは言えません。

なので、最終段落である第四段落を読むと、内容が抽象化されてまとまっていることが分かります。

以上より、答えは選択肢アです。

 

問3

解答:(正答例) She says that breakfast is the most important to keep him in good health.

解説:

「Shinji’s mother」と具体的に問われているので、「Shinji’s mother」が登場する第二段落を読んで、答えを探します。

すると、「She always says that breakfast is the most important to keep me in good health.」とあるので、この英文を問いに沿うように修正します。

解答例では「always」を抜いて、「me」を「him」に変えていますが、「always」があっても、減点はされないと思います。

大門3C 長文問題

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

 

以下の手順でやることで、無理なく解くことができるはずです。

 

まず、以下の作業を行ってください。

① 長文のタイプを把握する → 本問は会話文である

② 本文のイントロ部分を読む

③ 本文の登場メンバーをチェック。登場メンバーのみをタテにざっと読む。

④ 注意書きの単語の日本語部分と本文イントロを同時に読み、本文の内容をざっくり捉える

⑤ 問1を読む→本文から答えを探す→問2を読む→本文から答えを探す→・・・、の流れで解いていく

 

問1

解答:ア

解説:

下線部の具体的な内容が問われています。

下線部は本文最初にあるので、本文最初から読んでいき、下線部の具体的な内容を探していきましょう。

すると、本文最初からNaokiの2つ目の会話までを読むことで、選択肢アが正解だと分かります。

 

問2 ★時間を食うので飛ばして最後まで解いてから戻るとよい★

解答:イ、エ

解説:

・ア

最初の選択肢なので、本文の最初から読んで、答えを探します。

すると、本文最初からLucasの2つ目の会話までを読むことで、選択肢アは誤りだと分かります。

・イ

選択肢アで読んだ英文以降を読みます。

すると、Lucasの3つ目の会話を読むことで、選択肢イは正しいと分かります。

・ウ ★ここが時間を食う

「drone」が「(注)」にあるので、「※」を手がかりに本文から探すと、Naokiの4つ目の会話にたどり着きます。ここを読むと、広大なキャベツ畑の状態を調査するのに莫大な時間がかかっていたので、ドローンとAIを活用した、ことが分かります。

「fertilizer」が「(注)」にあるので、「※」を手がかりに本文から探すと、Naokiの6つ目の会話にたどり着きます。まずここを読むと、キャベツのサイズが小さい地帯があり、それは肥料や水が不足しているからだ、と分かります。

さらにNaokiの8つ目の会話まで読み進めると、Naokiの叔父は、この問題を新しい技術と知識を効果的に活用して解決した、ことが分かります。

ここまでを読んで、選択肢ウは誤りだと分かります。

・エ

選択肢ウの考察過程から、正しいです。

・オ

選択肢ウの考察過程から、誤りです。

 

問3(1)

解答:(正答例) new technologies

解説:

本問は、この英文の主旨を問う問題です。

以下のポイントを抑えましょう。

■長文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている

■1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている

これより、本文末尾を読むと、(1)と(3)の答えがすぐに分かってしまいます。

 

問3(2)

解答:(正答例) experience

解説:

一つ目の「postcard」は、本文最初からLucasの3つ目の会話までの内容です。

二つ目の「the knowledge from our own (2)」は、Naokiの7つ目の会話の内容です(問2の選択肢ウの正誤判定で読み済み)。

Naokiの7つ目の会話に「Well, he goes to the areas with problems and finds the reason with the knowledge from his past experience.」とあるので、答えは「experience」です。

 

問3(3)

解答:(正答例) decide

解説:

問3(1)解説参照。

 

問4

解答:(正答例) play

解説:

問題文に「日記の内容から考えて、」とあるので、日記の内容のみを読んで答えが出せます。

接続詞に注意して、本文を読みます。

インターネットで良いギターをいくつか見つけた→「でも(but)」インターネットでは(空欄)なので買う決断をしなかった→「それで(so)」(空欄)するために店に行った→お店で働く人がいくつかアドバイスもしてくれた→「最終的に(Finally)」最も良いものが買えた

この流れから、空欄には「実物を試す」「実物に触れる」「実物を見る」などが該当します。

公立高校入試「英語」の答えは簡単なものになる、がセオリーです。

上記の候補から簡単な答えを考えると、解答例の「play」や「touch」などがよいでしょう。

大門4 B 自由英作文

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

 

(1)

解答:(正答例) I’m 15 years old. I’m a junior high school student.

解説:

「自己紹介」を「自由に書きなさい」とあるので、解答例のような簡単な英文を書いて終了です。

 

(2)

解答:(正答例) One day, a little girl was crying in the station, so I looked for her mother with her. Then, we found her mother quickly.

解説:

自由英作文の特徴と対策法

① 高度な英文でなくてもOK。以下、北海道教育委員会公表の解答例。

One day, a little girl was crying in the station, so I looked for her mother with her. Then, we found her mother quickly.

 

② ポイントを満たして書けば、必ず点がくるボーナス問題。以下、北海道教育委員会公表の採点基準。

北海道公立高校入試英語2022年(令和4年)過去問題

 

自由英作文の対策法

① リスニング問題集を活用して、音読とリスニングをやりまくる。

② リスニング問題集を活用して、ディクテーションをする。

③ 北海道公立高校入試の過去問を使用して、テーマを都度変えて英文を書く練習をする。

 

(3)

解答:(正答例) was happy

解説:

「あなたの気持ち」を「自由に書きなさい」とあるので、解答例のように簡単な英文を書いて終了です。