アルバイトで食べてたって、自分の食いぶちをちゃんと稼いでるんだよね。それって、恥ずかしいことじゃないよな。
だから、食べていけないものは、仕事じゃないの。趣味だよ、趣味。
(中略)
仕事というのは、全員、お金儲けが仕事。
それから、お客さんとは、お金をくれる人。だから、サラリーマンだったら、いちばんのお客さんは社長。その社長が本当に喜ぶことを考えて行動すれば、そこの職場でかけがえのない存在になり、必ず出世する。

『人生に成功したい人が読む本』より

 

人生、ウマくいかない人の特徴はね。 「無理」という言葉が多いの。なにかにつけて、「無理だ」「無理だ」って言うんだよ。
(中略)
ところが、当の本人は「リサイタルをやりたい」と言いながらも、実は他のことを思ってる。ピアノをウマくひいた自分が、満場の拍手喝采を浴びている場面とかを思い描いてるの。
だけど、現状は、音符が読めないうえに、三、四曲ぐらいしかひけない。
いや、三、四曲ひけるんじゃないの。間違いなく、その三、四曲もヘタなんだよ。
だから、「いつかやりたい」になっちゃう。
「いつか」と言ってる人間は、たいがい、ずっとやらないよ。
本当に、リサイタルをやりたいなら、とっとと、やっちゃいな、っていうの。リサイタルなんて今すぐできるよ、一曲でもひけるならできる。
本当に「ピアノがウマくなって、みんなを魅了したいんです」って言うんだったら、なおさらだ。やっちゃいな。そのほうがゼッタイ早くウマくなる。

『人生に成功したい人が読む本』より

 

サラリーマンを辞めて、自分でやるって、スゴくたいへんなの。成功することもあるし、失敗することもあるしな。
だけど、自分で仕事するとさ、「自分で勝ちとったんだ」という、得がたい喜びがあるんだよな。自分が稼いだお金でセーターを一枚買おうが、なにをしようが、自分で勝ちとったものって、オリンピックで金メダルをもらうより、スゴい宝なんだよ。
親に買ってもらったり、旦那に買ってもらったり、いろいろやってくれる人がいるのも、それはそれで、しあわせなことだよ。
だけど、パートでもなんでも、自分が働きに行って、稼いだお金でフリースのジャケットを買おうがな、「これは、オレが朝から晩まで働いて、勝ちとったものなんだ」と言ってる自分って、誇らしいよな。

『人生に成功したい人が読む本』より