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★過去問
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大問1 小問集合
問1
(1)
(答)恒星
恒星、惑星(8種類)、衛星(月など)の違いについて押さえてください。
(2)
(答)発熱
発熱反応で代表的なのは、鉄と硫黄の化合です。
他、塩化アンモニウムと水酸化ナトリウムの反応も発熱反応です(水酸化ナトリウムの溶解熱で反応が進む)。
(3)
(答)寒冷
温暖前線、寒冷前線について、形・できる雲の種類(乱層雲と積乱雲の知識だけではダメ)・通過後の状態について、詳しく勉強してください。
また、停滞前線、閉塞前線の知識についても必ず押さえてください。
(4)
(答)くもり
天気図の記号として、快晴・晴れ・くもり・雨の4つは必ず押さえてください。
合わせて、雪の天気図記号も覚えましょう。
雲量0〜1のとき快晴、雲量2〜8のとき晴れ、雲量2〜8のときくもり、です。
(5)
(答)裸子
被子植物と裸子植物の違いは、胚珠が子房に包まれているかいないかです。
被子植物は胚珠が子房に包まれています。
被子植物は双子葉類と単子葉類に分けられ、さらに、双子葉類は合弁花類と離弁花類に分けられます。
裸子植物は胚珠が子房に包まれていません。
さらに突っ込んで、マツの雄花と雌花のりん片の形、受粉後の雌花がまつかさに変わる過程の知識も押さえてください。
問2
(答)陽子
原子は、電子と原子核に分けられ、原子核には陽子と中性子があります。
電子の数と陽子の数は同じで、それらが互いに電気を打ち消し合うため電気を帯びていません。
問3
(答)ア、オ
幼生(子)はえらで、成体(親)は肺と皮膚で呼吸する動物は両生類です。
選択肢のなかで両生類は、アのカエルとイのイモリです。
イモリとヤモリの違いに注意を。
イモリは両生類で、ヤモリはは虫類です。
イモリは両生類→「いりょう」と覚えましょう。
問4
(答)O2
左辺が酸素原子2つなので、右辺の酸素分子の係数は1です。
化学反応式の係数のそろえ方について、代表的な化学反応式(銀の酸化反応とか)を使って練習し、瞬時に書けるようになってください。
中学レベルの化学反応式の係数のそろえ方は、高校のと比べるとラクです。
問5
(答)36km/h
単位に注意して計算すれば終わりです。
10m=10/1000km
1s=1/3600h
平均の速さ(km/h)=10/1000km/(1/3600h)=10×3600/1000km/h=36km/h
問6
2力の釣り合いで、2力が一直線上にない場合、平行四辺形の対角線の長さが合力の大きさとなります。
難化傾向の北海道公立高校入試の理科を攻略するために、3力の釣り合いの知識も押さえておいてください。
問7
(答)カ
血液は以下のような流れで身体を循環します。
静脈血(O2少ない 少し暗い色):大静脈→右心房→右心室→肺動脈→(肺でガス交換)
動脈血(O2多い 鮮紅色):(肺でガス交換後)肺静脈→左心房→左心室→大動脈→・・・
以上から、答えはカとなります。
「〜房」は血液が心臓に戻り、血管名は「〜静脈」
「〜室」は血液が送り出され、血管名は「〜動脈」
血管名「大〜」は、心臓と身体がつながっている血管
血管名「大〜」は、心臓と肺がつながっている血管
と覚えると、心臓の血液の流れが分かりやすくなります。
問8
(答)C>B>A
AとBについて。
露点(水蒸気量)が同じですが、気温(飽和水蒸気量)がAの方が高いので、湿度はBの方が高くなります。
→B>A
BとCについて。
気温(飽和水蒸気量)が同じですが、露点(水蒸気量)がCの方が高いので、湿度はCの方が高くなります。
→C>B
以上から、湿度はC>B>Aとなります。
大問2 大地の変化(地学分野・中1)
問1
(1)
(答)①ハザード、②可能な限り小さくする
教科書に書かれている内容です。
時間があるときに、教科書も2〜3読しておきましょう。
(2)
(答)火砕流
火山灰と火山ガスがミックスされ、高温の火山噴出物の流れとなるのは火砕流です。
(3)
(答)西風に運ばれる
図1を見ると、火山灰が西から東に運ばれているのが分かります。
つまり、西風に運ばれています。
※補足
図1の「大きさが6.4cm以上の火山噴出物」は、火山岩塊です。
火山噴出物は、火山砕せつ物、溶岩、火山ガスに分類されます。
火山砕せつ物の種類は、形と大きさと状態により、火山岩塊・火山れき・火山灰・火山弾・軽石があります。
問2
(1)
(答)X:マグマ、Y:溶岩
マグマと溶岩の違いを、この問題を通じて覚えましょう。
(2)
(答)
実験より、生クリームAは60秒間空気と混ぜ合わせていますが、生クリームBは30秒間空気と混ぜ合わせているので、生クリームBの方が柔らかい(ねばりけが小さい)です。
板の上に生クリームBを押し出すと、解答例のように平べったい形になります。
問3
(答)①ア、②イ、③イ
図3より生クリームAの盛り上がった形はドーム状火山なので、①の答えはアです。
ドーム状火山は爆発的噴火によりできるので、②の答えはイです。
ドーム状火山は二酸化ケイ素の含有量が多いので、岩石が白っぽくなります。
※補足
マグマの粘り気は、二酸化ケイ素の含有量できまります。
二酸化ケイ素の含有量が多いとマグマの粘り気は強くなり、爆発的噴火・ドーム状火山・岩石が白っぽい、となります。
ドーム状火山の例として、雲仙普賢岳などがあります。
二酸化ケイ素の含有量が少ないとマグマの粘り気は強くなり、穏やかな噴火・盾状火山・岩石が黒っぽい、となります。
盾状火山の例として、マウナロアなどがあります。
二酸化ケイ素の含有量が中間の場合、成層火山ができます。
成層火山の例として、三原山などがあります。
大問3 生命の連続性(生物分野・中3)
問1(1)
(答)エ
下線部aの操作を「解離」といいます。
体細胞分裂の観察実験の流れは、北海道公立高校入試のレベルで言うと
根の先端を5mmくらい切る(根の先端付近で細胞分裂が盛んなため)→塩酸で細胞どうを離す→→染色液で染色(酢酸カーミン溶液または酢酸オルセイン溶液)→ろ紙で挟んで軽く押しつぶす
というかたちです。
問1(2)
(答)①染色体、②DNA
単なる知識問題です。
問1(3)
(答)エ
根冠の図を選べと言っています。
根冠では体細胞分裂が盛んでなく、細胞が大きく染色体は見られません。
アは根の先端5mmくらいの部分(根の成長点・根端分裂組織)の図です。
根の成長点では体細胞分裂が盛んであり、細胞が小さく染色体が見られます。
問2(1)
(答)X:AA、Y:Aa
実験1より、茎が紫色の純系(AA)と茎が緑色の純系(Aa)を交配させると、茎が紫色の雑種(Aa)が現れます。
実験2より、茎が紫色の雑種(Aa)どうしを交配させると、
AA(紫):Aa(紫):aa(緑)=1:2:1
の割合で現れます。
ゆえに、茎が紫色のアブラナの遺伝子の組み合わせは、AAとAaです。
※中3の数学の式の展開の知識で、遺伝子の組み合わせを簡単に出すことができます
問2(2)
(答)ウ
・AA(紫):AA(紫)どうしを交配させると、全てAA(紫)が現れます。
・AA(紫):Aa(紫)どうしを交配させると、AA(紫):Aa(紫)=1:1、の割合で現れます。
・Aa(紫):Aa(紫)どうしを交配させると、AA(紫):Aa(紫):aa(緑)=1:2:1、の割合で現れます。
これらの結果から、紫色の割合が高くなることが分かります。
大問4 身のまわりの物質(化学分野・中1)
問1(1)
(答)20%
以下のように計算します。
質量パーセント濃度(%)=10g/(40g+10g)×100=10/50×100=10×2=20%
問1(2)
(答)①ウ、②イ
砂糖を水に入れると、水の粒子が砂糖の粒子に衝突し、かき混ぜなくてもやがて溶け。砂糖の粒子は液全体に均一に広がります。
水溶液のどの部分を取っても、体積が同じなら砂糖の粒子の数が同じなので、水溶液の質量はどこでも同じです。
したがって、Tさんの予想は誤りだと分かります。
問2(1)
(答)ろ紙の穴よりも小さい物質だけが、ろ紙を通り抜ける
単なる知識問題です。
問2(2)
(答)ウ
濃度、すなわち質量パーセント濃度の大小比較をします。
選択肢を見ると、M1とM2の比較と、M1とM3の比較をしています。
M1とM2:
実験2[1]より、10℃の水10gに物質Pは一部溶けています(M1)が、50℃の水10gに物質Pは全て溶けている(M2)ので、質量パーセント濃度はM2の方が大きいです。
M1とM3:
実験2[1]より、10℃の水10gに溶けている物質Pの質量は同じなので、質量パーセント濃度は同じです。
※補足
M1・M2・M3の質量パーセント濃度は、具体的に計算できます。
図2において、X(物質P)の溶解度曲線はaです。
M1・M3の質量パーセント濃度について、
溶解度曲線aの10℃における溶解度は水100gで20gです。
水10gなら2gなので、物質Pは水10gに2g溶けていることになります。
以上から、M1・M3の質量パーセント濃度は、以下のように計算できます。
M1・M3の質量パーセント濃度(%)=2g/(10g+2g)×100≒16.7%
M2の質量パーセント濃度について、
溶解度曲線aの50℃における溶解度は水100gで80gです。
水10gなら8gなので、物質Pは水10gにすべて溶けていることになります。
以上から、M2の質量パーセント濃度は、以下のように計算できます。
M2の質量パーセント濃度(%)=5g/(10g+5g)×100≒33.3%
よって、M1=M3<M2が成り立ちます。
問2(3)
(答)イ
水の温度を下げていったとき、溶解度が物質Pの質量以下になるまでは、水溶液中に溶けている物質Pの質量は一定です。
溶解度が物質Pの質量以下になると、水溶液中に溶けている物質Pの質量は減少していきますが、図2の溶解度曲線より、水の温度が0℃のときに水溶液中に溶けている物質Pの質量は0になりません。
問2(4)
(答)
結晶が析出する温度が聞かれているので、実験内容を溶解度曲線に合わせます。
図1の内容を10倍スケールにして、水100gにします。
・10℃の水10g・物質P5g→10℃の水100g・物質P50g
・10℃の水10g・物質Q5g→10℃の水100g・物質Q50g
まず、物質Pの溶解度曲線がa,bどちらかを考えます。
実験2[1]より、水の温度が50℃でX(物質P)は全て溶けたことから、物質Pの溶解度曲線はaだと分かります(aの溶解度は50℃のとき80gで50gより大きい)。
実験2[2]より、水の温度が50℃でY(物質Q)は全て溶けなかったことから、物質Qの溶解度曲線はbだと分かります(bの溶解度は50℃のとき約38gで50gより小さい)。
次に、試験管X(物質P)から結晶が析出する点を探します。
物質Pの溶解度曲線はaなので、溶解度が50g以下になるのは、100gの水に溶ける物質の質量が50gの横線と溶解度曲線との交点が、求める点になります。
大問5 電流とその利用(物理分野・中2)
問1(1)
(答)①イ、②ア
常識で考えて解けてしまうサービス問題です。
手回し発電機のハンドルを逆向きに回すと電流の向きが逆になるので、力も逆向きになります。
手回し発電機のハンドルを回す速さを早くすると電流が強くなるので、より大きな力が発生します。
なおこの問題は、磁界の中で電流が受ける力のほんのさわりの部分しか問うておらず、あまり良い演習になりません。
※磁界の中で電流が受ける力は、フレミング左手の法則ではなく、『塾技 理科80』にある「右手のパー」を使うと、力の向きが手を動かすまでもなく分かります。
問1(2)
(答)①磁界、②誘導電流
単なる知識問題です。
モーター内にある磁石が回転すると、コイルを貫く磁界が変化するため、その変化を打ち消そうと電圧が生じて電流が流れます。この電流を誘導電流といいます。
電磁誘導が起こる過程について、しっかり押さえてください。
この問題は、電磁誘導のほんのさわりの部分しか問うておらず、あまり良い演習になりません。
問1(3)
(答)エ
磁界の中で電流が受ける力の代表例として、スピーカーがあります。
問2(1)
電流計は抵抗に直列に、電圧計は抵抗に並列に接続します。
問2(2)
(答)①0.6、②12、③3、④25
問題文に従って計算すればよいだけです。
①
表より、消費電力は以下のように計算できます。
P(W)=P(J/s)=I×V=200mA×3V=600mW=0.6W(J/s)
②
表より、電力量(電気エネルギー)は以下のように計算できます。
W(J)=P(W)×t(s)=P(J/s)×t(s)=0.6J/s×20s=12J
③
実験2より、仕事の大きさは以下のように計算できます。
仕事(J)=加えた力(N)×動かした距離(m)=3N×1m=3J
④
電気エネルギーを12J投入して3Jの仕事をしたので、
変換効率(%)=3J/12J×100=1/4×100=25%