ある研究の調査によると、「運がいい人」と「悪い人」には先天的な差、つまり身体的な能力や魅力の差や、生まれ育った環境の差はほとんどなく、「いつも笑顔でいる」とか「物事を肯定的に考える」といった、考え方や行動の差が「人の運の良し悪し」を決めることがわかったそうです。

『斎藤一人 あなたの人生、そのままで大丈夫! 天が教えてくれた強運を引き寄せる人 逃がす人』より

 

「がんばらない自分は価値がない」と思うのも同じです。
いわゆる〝がん価値症候群〟の人ですね。
自分の仕事が終わっても、他人が仕事をしていると帰れない。
残業や休日出勤を断れない。雑用も断れない。
それで心身ともに疲れ果ててしまいます。
他人のためにがんばること、尽くすことはとても価値のあることですが、「そうしないと自分の価値がない」と思うのは間違っています。
まさに自分をいじめているのと同じです。
他人のためにがんばること、尽くすことで、人は愛を発揮します。
でも、まず、最初に愛さなければならないのは自分です。
〝人の為〝と書いて〝偽〟と読みます。
まずは自分のためでいいのです。
自分を愛せない人が、他人を愛することなんてできません。
そのままの自分を愛して「そのままで大丈夫」と思えることが、結果的には他人を大切にし、人の役に立つことにつながるのです。

『斎藤一人 あなたの人生、そのままで大丈夫! 天が教えてくれた強運を引き寄せる人 逃がす人』より