指導経験20年以上のプロ家庭教師。北海道の高校受験に特化。勉強がとても苦手な子の指導が得意です。
>>ブログ記事一覧(目次)
>>5教科・偏差値別オススメ問題集一覧
>>的中率60%以上!今年度の北海道公立高校入試「理科」はここが狙われる!家庭教師のそらの予想出題分野
■北海道公立高校入試のボーダー(合格)ライン・最低点の推移
>>北海道公立高校入試の道コン最低点推移のランク別まとめ
■北海道の公立高校の最終倍率推移
>>北海道の公立高校の最終倍率推移
■北海道公立高校入試の平均点推移と予想
>>北海道公立高校入試の平均点推移・各科目の正答率・人数分布・平均点予想まとめ
■北海道公立高校一般入試の合否判定の手順
>>【最新版】北海道公立高校一般入試の合否判定の手順の詳細まとめ
大問1 生命の連続性(生物分野・中3)
問1(1)
(答)①無性、②ウ
無性生殖については、問題文のとおりです。
ジャガイモは無性生殖のうちの栄養生殖をして、なかまを増やします。
栄養生殖とは、根や茎や葉の一部から新しい個体が生じて増える増え方です。
②の選択肢アとイの生物は有性生殖をしてなかまを増やします。
問1(2)
(答)①イ、②ア
無性生殖では、親の体細胞の染色体の数と子の体細胞の染色体の数は同じです。
無性生殖のメリットは、親と全く同じ形質を受けつぐことができる点です。
問2
(答)
さかんに分裂:P
芽bのようす:ウ
Pは根の成長点(根端分裂組織)なので、体細胞分裂が活発に行われており、細胞の大きさが小さいです。
根の成長点にある細胞は、もとの大きさくらいまで成長していくことで、選択肢ウのように根が伸びていきます。
大問2 大地の変化(地学分野・中1)
問1
(答)(1)ア、(2)ア
図1より、地震Xは地震Yより初期微動継続時間が長いことから、震源距離は地震Xのほうが深いです。
地震Xと地震Yは震央距離が等しいですが、震源距離は地震Xのほうが深いことから、地震Xのほうが深い場所で発生しています。
しかし、地震Xほうが震源距離が深いにもかかわらず、地震Yと同じ震度(地震の揺れの尺度)であることから、地震の規模を示すマグニチュードは、地震Xのほうが大きいことが分かります。
問2(1)
(答)津波
問題文のとおりです。
問2(2)
(答)火山灰の層がC層の上に堆積しているため。
地層累重の法則より、C層は、1670年の火山噴火によって火山灰が堆積してできたB層の下にあることが分かります。
大問3 身のまわりの現象(物理分野・中1)
問1
(答)(1)イ、(2)ア
音の高さは、振動数(波の山と山の間隔)で測ることができます。
おんさAの波形とおんさCの波形を見比べると、波の山と山の間隔が4マスと等しいので、振動数が等しいことが分かります。
音の大きさは、振幅で測ることができます。
おんさAの振幅は3マスで、おんさBの振幅も3マスと等しいので、音の大きさも等しいです。
おんさCの振幅は7マスなので、おんさAより音の大きさが大きいです。
問2
(答)(1)空気、(2)磁界
問題文のとおりです。
磁石が上下に振動してコイルの中を出入りすることで、電磁誘導が起こり誘導電流が発生しています。
問3
(答)
速さ:340m/s
距離:ウ
音の速さ:
空気中における音速は約340m/sですが、それを計算して求めます。
音は往復170m(85m×2)を0.5秒で進むので、音速は以下のように計算できます。
音速(m/秒)=170m/0.5秒=170×2m/秒=340m/秒
距離:
音速が340m/秒で、音が伝わるまでに12秒かかったことから、音源から観測地点までの距離は以下のように計算できます。
距離(m)=340m/秒×12秒=340×(10+2)m=3400m+680m=4080m
4080mに近い値なのは、選択肢ウです。
大問4 化学変化とイオン(化学分野・中3)
問1(1)
(答)(a)イ、(b)ア
塩化銅の電離式は以下のとおりです。
CuCl2→Cu2++2Cl–
プラスとマイナスはくっつくので、陽極(+極)で塩素(Cl2)が、陰極(-極)で銅(Cu)が発生します。
実験1の文章より、電極aでは気体が発生し、電極bでは赤色の物質が付着したことから、電極aは陽極、電極bは陰極です。
電極aで発生した気体のにおいがプールの消毒薬のような特有の刺激臭であったことからも、電極aで発生した気体が塩素で、電極aは陽極であることが分かります。
電極bで発生した銅は金属なので無機物に分類され、銅はCu原子1つからなる物質なので単体です。
問1(2)
(答)
方法:手であおぐようにしてかぐ
物質名:塩素
塩素のにおいのかぎ方は、問題文のとおりです。
問2
(答)
化学変化:水素と酸素が化合して水ができた。
電池:燃料(電池)
水酸化ナトリウム水溶液を電気分解すると、水(H2O)が電気分解され、水素(H2)と酸素(O2)が2:1の体積比で発生します。
図4より、電極bは電極aよりも多く気体が発生していることから、電極aでは酸素が、電極bでは水素が発生していることが分かります。
また、水素イオンはH+、酸素イオンはO2-なので、電極aは陽極、電極bは陰極です。
また、この電極に電子オルゴールやモーターを接続すると、水素と酸素の化学反応によって発電します。
このような装置を燃料電池といいます。
この化学反応は、以下のとおりです。
2H2+O2→2H2O+電気エネルギー
大問5 天気の変化(地学分野・中2)
問1
(答)(1)イ、(2)イ
低気圧は中心にいくほど気圧が下がります。
低気圧の中心付近では上昇気流が発生しており、空気が断熱膨張して雲ができやすいです。
問2
(答)
水位:上昇していく
理由:高い位置ほど気圧が上昇していくため
雲ができるメカニズムと同じで、高い位置にいくほど空気の圧力が減り、気圧が下がります。
この実験での実験装置は、気圧が低下すると細いガラス管の水位が上昇するので、高い位置に上げていくと水位が上昇していきます。
問3(1)
(答)南南西
図3より、10時のときひもが北北東にたなびいていることから、風向は南南西です。
問3(2)
(答)ウ
低気圧は風が中心に向かって反時計回りに吹き込みます。
図3より、低気圧が最も近づいた11時の風向は南南西なので、選択肢ウが正解です。
選択肢アのときは北寄りの風となり、選択肢イのときは東よりの風となり、選択肢エのときは西寄りの風となります。
大問6 身のまわりの物質(化学分野・中1)
問1
(答)エ
国語の問題です。
問題文を注意して読めば、知識抜きで解けます。
水以外の物質は、液体→固体に状態変化すると、体積が減少します。
ロウの場合、固体になると中央がくぼみます。
問2(1)
(答)(a)アンモニア、(b)ア
塩化アンモニウムと水酸化バリウムの化学反応式は以下のとおりです。
2NH4Cl+Ba(OH)2→BaCl2+2NH3+2H2O
化学反応によって気体のアンモニア(NH3)が発生して出て行くことから、質量Ygは質量Xgより発生したアンモニア分だけ少なくなります。
問2(2)
(答)(a)ウ、(b)質量保存
化学変化の前後で、物質をつくっている原子の組み合わせは変わりますが、種類と数は変わりません。
問2(1)の解説にある塩化アンモニウムと水酸化バリウムの化学反応式を見れば明らかです。
化学変化の前後で物質全体の質量が変わらないことを、質量保存の法則といいます。
大問7 運動とエネルギー(物理分野・中3)
問1
(答)ウ
斜面Xは斜面Yより傾きが大きいことから、AB間での台車の速さの増え方は、BC間での速さの増え方より大きいです。
これから、選択肢ウとエに絞られます。
AB間とBC間の距離が等しいことから、台車がAB間を通過したときのテープの長さと、BC間を通過したときのテープの長さが等しくなります。
選択肢エは、BC間を通過したときのテープの長さがAB間を通過したときのテープの長さよりも大きいので不適です。
問2
(答)(1)等速直線運動、(2)つりあっている
台車が水平な面の上を通過しているとき、台車の移動方向(水平方向)に力が働かないので、台車は等速直線運動をします。
等速直線運動では、垂直方向に重力と垂直抗力が発生し、釣り合いながら移動します。
問3
(答)(1)ア、(2)ウ
(1)
AB間の高さはBC間の高さより大きいので、運動エネルギーの増加量はAB間の方が大きくなります。
運動エネルギーの増加量=位置エネルギーの減少量で、力学的エネルギー=運動エネルギー+位置エネルギーは一定です。
(2)
車止めがあるCD間は水平面で、台車が車止めに当たる前後で高さの変化がないことから、位置エネルギーの大きさは変わりません。
大問8 植物の生活と種類(生物分野・中1)
問1
(答)水や養分を効率よく吸収できる
図1の細かい毛のようなものは、根毛です。
根毛の働きについては、問題文のとおりです。
小腸の柔毛や肺胞や植物の根の根毛は養分を吸収する場所なので、表面積を広げる構造となっています。
問2
(答)(1)ア、(2)イ
ホウセンカは双子葉類なので、茎の作りは図のように形成層を挟んで、内側に道管が外側に師管がある構造となっています。
道管は、根毛で吸収した水や肥料分の通り道です。
「ウチ(内)の水道管」と覚えるとよいでしょう。
道管と師管の束のことを維管束といいます。
葉では、葉脈が維管束で、葉の表側を道管が、葉の裏側を師管が通っています。
以上から、赤インクで着色した水は、茎の内側と葉の表側を通り、赤く染まります。
問3
(答)(1)水、(2)蒸散
葉の気孔では、光合成や呼吸により酸素と二酸化炭素が出入りします。
また、体内の水分量の調節、温度調節、水分移動の促進のため、蒸散によって気孔から水が放出されます。
実験では、葉の表側の塩化コバルト紙の色は変化せず、葉の裏側のみ青から赤に変化したことから、ホウセンカの気孔は葉の裏側のみ存在することが分かります。