家庭教師のそら

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大問1 地球と宇宙(地学分野・中3)

問1

(答)(1)ア、(2)ア

(1)

金星が満ち欠けをするのは、地球の内側を公転するからです。

水星・金星や月が公転すると、場所によって光って見える部分が変わるため、満ち欠けをします。

火星などの外惑星は、場所によらず光っている半面をほとんど見ることになるため、円に近い形に見えます。

(2)

「太陽の見かけの通り道」ときたら、黄道です。

金星の公転軌道は地球の公転軌道に対して3.4°しか傾いておらず、金星と地球はほぼ同一平面上を公転します。

地球は1時間に15°西から東に自転しているので、太陽は1時間に15°東から西に動いて見えます(見かけの動き)

太陽の動きの把握として、天球にはりついた星(黄道12星座)基準に考える方法があります。

黄道12星座が配置された黄道上に太陽を貼りつかせると、太陽は1日1°星の中を西から東に移動して見えます。

これを太陽の年周運動といいます。

 

問2

(答)ウ

同じ日に観察しているので、金星の光って見える部分の割合は変わりません。

日にちが経つと、同じ時刻に観察したら、金星の光って見える部分の割合は変わります。

図1は金星が最大離角(東方最大離角)の状態なので、太陽が沈んでから金星が沈むまでの時間が最も長くなり、最も長く金星を観察できます。

また、観察2において、図1と図2を見比べると、図2の方が光っている部分の割合が少ないことが分かります。

観察1より、金星は夕方西の空に見える(よいの明星)状態です。

ゆえに、図1と図2で日にちを与えられなくても、図2の金星は図1より後に観察されていることが分かります。

図2の金星は図1の金星よりも地球に近づいています。

 

問3

(答)(1)イ、(2)イ

(1)

図1は、金星が最大離角(東方最大離角)の状態なので、太陽—惑星—地球を結ぶと直角二等辺三角形となります。

このとき、「a:b=1:√2」の関係になるので、a<bとなります。

(2)

図2は、金星が最大光輝の状態なので、金星が最大離角の状態よりも地球に近づいています。

ゆえに、a<bとなります。

大問2 電流とその利用(物理分野・中2)

問1

電流計は直列に、電圧計は並列に接続することがポイントです。

電流計・電圧計のつなぎ方を、詳しく勉強してください。

 

問2

(答)(1)イ、(2)イ

(1)

電熱線Bの電気抵抗の大きさは電熱線Aより大きいことから、電熱線Bは電熱線Aより電流が流れにくくなります。

電熱線Aと電熱線Bに同じ電圧をかけた場合、電流の大きさは電熱線Bの方が小さくなります。

消費電力P(W,J/s)は「P(W)=P(J/s)=I(A)×V(V)」、発熱量Q(J)は「Q(J)=P(J/s)×t(s)」の関係で表されるので、電熱線Aと電熱線Bに同じ電圧をかけた場合、消費電力や発熱量は電熱線Bの方が小さくなります。

(2)

電熱線Aと電熱線Bに同じ電圧をかけた場合、電流の大きさは電熱線Bの方が小さくなります。

ゆえに、グラフの傾きは電熱線Bの方が小さくなります。

 

問3

(答)

電圧計bの示す電圧 2V

電流計aの示す電流の強さ 300mA

図3は並列回路なので、電熱線Aと電熱線Cにかかる電圧は等しくなります。

並列回路なので、電熱線Aと電熱線Cを流れる電流の大きさは、抵抗の比の逆比となります。

図2より、電熱線Aにかかる電圧が2Vのとき、電熱線Aを流れる電流の大きさは200mAです。

電熱線Cの抵抗の大きさは電熱線Aの2倍なので、電熱線Cを流れる電流の大きさは電熱線Aの1/2倍の100mAとなります。

並列回路の回路全体の電流は各抵抗の部分電流の和なので、電流計の示す電流の強さは300mA(200mA+100mA) となります。

大問3 身のまわりの物質(化学分野・中1)

問1

(答)(1)ア、(2)イ

(1)

実験1で、「るつぼ(高温にたえられる容器)を、火力の強いガスバーナーで加熱した」と書かれているので、食塩が溶けたことが分かります。

(2)

食塩が固体から液体に変化しただけで、熱分解などの化学変化が起こっていないことから、状態変化のみ起こったことが分かります。

 

問2

(答)ウ

化学カイロの問題です。

化学カイロでは、鉄と酸素が化合して熱エネルギーが放出され、温度が上がります(発熱反応。

 

問3(1)

(答)

食塩:ウ

物質X:イ

100gの水に30g入った状態で、温度を60℃→45℃→10℃と下げていくと、食塩は10℃まで下げても結晶が析出していませんが、物質Xは45℃のとき結晶が析出しています。

ゆえに、食塩の溶解度曲線はウ、物質Xの溶解度曲線はイとなります。

 

問3(2)

(答)水

再結晶の方法は、二つあります。

温度による溶解度の変化が大きい物質に対しては、水溶液の温度を下げて結晶を取り出します。

食塩のように温度による溶解度の変化が小さい物質に対しては、水を蒸発させて結晶を取り出します。

大問4 動物の生活と生物の変遷(生物分野・中2)

問1

(答)ア

選択肢アのとおりです。

 

問2

(答)ア:変温、イ:B

まわりの温度変化に合わせて体温を変化させる動物を変温動物、温度が変化しても体温を一定に保つことができる動物を恒温動物といいます。

セキツイ動物において、変温動物は魚類・両生類・ハチュウ類、恒温動物は鳥類・ホニュウ類です。

選択肢にある、ウサギ・クジラ・ネズミはホニュウ類です。

 

問3

(答)(a)イ、(b)ア

赤血球にはヘモグロビンが含まれており、ヘモグロビンは酸素の多いところでは酸素と結びつき、酸素の少ないところでは酸素を離す性質があります。

毛細血管に運ばれた酸素は赤血球から離れ、組織液を通して細胞に渡されます。

細胞は受け取った酸素を使って、血液によって運ばれたブドウ糖・アミノ酸・脂肪を分解し、エネルギーを生成します(細胞呼吸)。

大問5 身のまわりの現象(物理分野・中1)

問1

(答)ウ

表より、ばねばかりを引く力の大きさと物体aが移動した距離はある程度の比例関係にあると判断できます。

ばねばかりを引く力の大きさを4Nから8Nにしたとき、物体aが移動した距離は2.1mmからおよそ4.2mmになると考えられるので、答えは選択肢ウとなります。

 

問2(1)

(答)2N

表より、スポンジがへこんだ深さは3.4mmのとき、スポンジに6Nの力がかかっていることが分かります。

物体aの重さ:物体bの重さ=2:1より、物体bの重さは2N(6N×1/3)となります。

 

問2(2)

(答)1.5倍

以下のように計算できます。

6N÷(18/100m3)=2N/(9/100)m3×x

x=(6/18)×(9/2)=3/2=1.5

大問6 自然と人間(生物分野・中3)

問1

(答)エ

顕微鏡の倍率が2倍、3倍になると、視野と明るさは1/4倍、1/9倍になります。

視野を広げるには、顕微鏡の倍率を下げる必要があります。

顕微鏡の倍率は、接眼レンズ(短いほど倍率が高い)と対物レンズ(長いほど倍率が高い)の倍率を組み合わせます。

ピントを調整するときは調節ねじを、明るさを調整するときはしぼりを使います。

 

問2

(答)(1)イ、(2)ア、(3)ア

生物Yにだけ、二酸化炭素に両方向の矢印があるので、生物Yは生産者(植物)だと分かります。

植物は光合成により、水と二酸化炭素と光エネルギーを使って、デンプンと酸素を生成します。

 

問3

(答)(1)食べた、(2)消費者

単なる国語の問題です。

水そうBの水の色がうすい緑色になったことから、ミジンコが植物を食べたことが分かります。

このことから、ミジンコが消費者、植物が生産者という関係が成り立ちます。

大問7 物質の成り立ち(化学分野・中2)

問1

(答)

空気調節ねじ:A

ねじを開く方向:b

ガスバーナーの炎を青色にするには、ガス調節ねじ(B)を押さえて空気調節ねじ(A)を反時計回り(b)に回します。

 

問2

(答)(1)O2、(2)Cu、(3)CuO

銅の酸化反応にある物質のうち、酸素(O2)は二原子分子です。

酸化銅(CuO)は金属原子を含む化合物なので、分子をつくりません。

また、銅(Cu)のように、金属はすべて分子をつくりません。

 

問3

(答)

定比例の法則により、銅(Cu)と酸素(O2)と酸化銅(CuO)の質量比は4:1:5です。

「よ(4)い(1)こ(5)」と覚えるとよいでしょう。

表を以下のように作り替えます。

 

銅の質量(g) 0.4 0.8 1.2 1.6
銅と化合する酸素の質量(g) 0.1 0.2 0.3 0.4
酸化銅の質量(g) 0.5 1.0 1.5 2.0

 

表の値を用いて、正答例のグラフが作成できます。

大問8 天気とその変化(地学分野・中2)

問1

(答)(1)膨張、(2)ア

雲の発生実験の問題です。

ピストンをすばやく引くと、容器内の気圧が下がり空気が断熱膨張して、容器内の温度が下がります。

容器内の温度が露点以下になると、水蒸気が水滴となって現れます。これを凝結といいます。

このとき、線香の煙が水滴を作る核の役目をなします。

 

問2

(答)

直前:b

直後:d

実験では、20.0℃のとき凝結していませんが、19.5℃のとき凝結しています。

20.0℃のとき、空気は飽和水蒸気量曲線の下です。

19.5℃のとき、ピストンを引いた直後でちょうど凝結したと考えられるので、空気は飽和水蒸気量曲線上にあります。