こんにちは、家庭教師のそらです。

 

今回は、2022年に行われた、和歌山県公立高校入試「理科」の問題・解答・詳しい解説を公開致します。

 

※基本問題ばかりで、非常に取り組みやすいセットです。

 

家庭教師のそら

指導経験20年以上のプロ家庭教師。北海道の高校受験に特化。勉強がとても苦手な子の指導が得意です。授業料は1回1,500円のみ、その他の不透明な追加料金は一切なしで、月々6,000円(月4回)から気軽に始められます。
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大問1 問1 物理の小問(凸レンズ)

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

 

(1)

解答:エ

解説:

平行光線になるのは、星や太陽が地球から非常に遠く離れているためです。

 

(2)

解答:イ

解説:

基本3光線のうち、凸レンズの手前の焦点を通った光は、光軸と平行に直進します。

 

(3)

解答:網膜

解説:

網膜には、上下左右が逆の倒立実像ができます。

網膜の視細胞が視神経を刺激して大脳へ伝えられ、光を認識します。

 

(4)

解答:瞳の大きさ・・・小さくなる、記号・・・ア

解説:

急に明るくなると、レンズに入る光を少なくするため、瞳が小さくなります。

これは大脳と無関係に行われるため、反射です。

選択肢ア〜オのうち、反射の具体例は選択肢アです。

 

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大問1 問2 地学の小問(恒星)

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

 

(1)

解答:二酸化炭素

解説:

金星の主な成分は二酸化炭素で、温室効果により、表面温度が高温です。

 

(2)

解答:イ

解説:

原子核に陽子と中性子があり、原子核のまわりを電子が回っています。

陽子の数は電子の数と等しいです。

 

(3)

解答:エ

解説:

オリオン座は冬至の日に真夜中に南中します。

真夜中に南中する星座(季節の星座)は、春分の日がしし座、夏至の日がさそり座、秋分の日がペガスス座、冬至の日がオリオン座です。

 

(4)

解答:(光が)1年間に進む距離。

解説:

解答の通りです。

 

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大問2 問1 生物の小問(植物と動物)

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

 

(1)

解答:生態系

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

(2)

解答:イ、ウ

解説:

ア:無機物です。

イ:有機物です。

ウ:有機物です。

エ:無機物です。

 

(3)

解答:食物連鎖

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

(4)

解答:エ

解説:

ライオンは肉食動物なので、犬歯が発達し、腸の長さは短いです。

大問2 問2 生物の小問(だ液の対照実験)

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

 

(1)

解答:消化酵素

解説:

胆汁は消化酵素を含まない消化液ですが、それ以外の消化液は消化酵素を含みます。

 

(2)

解答:突沸を防ぐため。

解説:

解答の通りです。重要事項なので、必ず覚えてください。

 

(3)

解答:イ

解説:

Bはデンプン溶液+だ液+40℃の湯であるので、消化液であるだ液に含まれる消化酵素アミラーゼが働き、デンプンが麦芽糖に分解されます。

ベネジクト液はブドウ糖やブドウ糖がいくつか結びついたものと反応して、青色から赤褐色になります。

 

(4)

解答:a・・・デンプンがなくなった、b・・・糖ができた

解説:

試験管A:デンプン溶液+だ液+40℃の湯→デンプンが分解されるためヨウ素液は変化せず

試験管C:水+だ液+40℃の湯→デンプンが分解されないのでヨウ素液は青紫色

試験管Aと試験管Cの比較により、だ液のはたらきによりデンプンが分解されたことが分かります。

試験管B:デンプン溶液+だ液+40℃の湯→デンプンが分解されるためベネジクト液の色が赤褐色に変化

試験管D:水+だ液+40℃の湯→デンプンが分解されないのでベネジクト液の色が変化せず

試験管Bと試験管Dの比較により、だ液のはたらきによりデンプンが分解され、ブドウ糖がいくつか結びついたものができたことが分かります。

大問3 地震

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

 

問1

解答:マグニチュード

解説:

地震の規模を示すのはマグニチュード、地震のゆれの大きさを示すのは震度です。

 

問2

解答:活断層

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問3

解答:初期微動が長いほど、震源からの距離が大きい。

解説:

解答の通りです。重要事項なので、必ず覚えてください。

 

問4

解答:6.0km/s

解説:

P波は20s-8s=12sで96km-24km=72km移動するので、

P波の速さ[km/s]=72km/12s=6.0km/s

 

問5

解答:フィリピン海プレート

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問6

解答:ウ

解説:

海洋プレートが大陸プレートに潜り込み、大陸プレートがひずみに耐えきれなくなって反発することで、地震が発生します。

地震は、プレートの境界付近で多く発生します。

 

問7

解答:ア

解説:

斑状組織はa、等粒状組織はbです。

選択肢アとイのうち、斑状組織である火山岩であるのは、選択肢アです。

 

問8

解答:火砕流

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

大問4 ダニエル電池

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

 

問1

解答:ウ、エ

解説:

金属の3つの性質に当てはまらないのは、磁石につくです。

鉄・ニッケル・コバルトは磁石につきます。

 

問2

解答:X・・・H+、Y・・・Cl

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問3

解答:水にとけにくい性質。

解説:

水上置換法は、水素や酸素など、水に溶けにくい気体の捕集に適しています。

 

問4

解答:ア

解説:

実験1では、水素が発生しています。

ア:水が電気分解されて水素と酸素が発生するので、正しい。

イ:酸素が発生します。

ウ:二酸化炭素が発生します。

エ:酸素が発生します。

 

問5

解答:ダニエル電池

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問6

解答:電解質

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問7

解答:ア

解説:

イオン化傾向の大きさはZn>Cuであるので、亜鉛が溶けて亜鉛イオン(Zn2+)になり、電子を2個放出します。

電子は銅板へ行き、硫酸銅水溶液の銅イオン(Cu2+)が受け取り、銅板上に銅が析出します。

電子の向きは亜鉛板→銅板です。

電子の移動方向と電流の流れる方向は逆向きであるので、電流の向きは銅板→亜鉛板です。

 

問8

解答:イオンを通過させる

解説:

電池を動かし続けると、硫酸亜鉛水溶液側では亜鉛イオン(Zn2+)が多くなり+の電気に傾き、硫酸銅水溶液側では硫酸イオン(SO42-)が多くなり-の電気に傾きます。

これら電気の偏りをなくすため、セロハン膜や素焼き板を通じて、亜鉛イオン(Zn2+)が硫酸銅水溶液側へ、硫酸イオン(SO42-)が硫酸亜鉛水溶液側へ移動します。

大問5 仕事と力学的エネルギー保存の法則 ★問4がやや難

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

和歌山県公立高校入試理科2022年(令和4年)過去問題

 

問1

解答:ジュール

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問2

解答:2.5N

解説:

台車にはたらく重力の斜面方向の分力の大きさは、5N×30/60=5×1/2=2.5N

 

問3

解答:イ

解説:

仕事の原理より、仕事の大きさは同じです。

仕事率の単位はW=J/sより、仕事の大きさ[J]に比例し、仕事をする時間[s]に反比例します。

図2は図1の2倍時間がかかったことから、仕事率は半分になります。

 

問4 ★やや難

解答:28%

解説:

表1より、電力量の大きさは、

W[J]=I×V×t=0.2A×1.1V×1.4s=0.2×1.1×1.4J

これより、(0.2×1.1×1.4J)/1.1J×100=2×14=28%となるので、おもりの位置エネルギーの28%が豆電球を光らせる電気エネルギーに変換されたと計算できます。

 

問5

解答:(おもりの位置エネルギーの一部が)熱や音などのエネルギーに変換されたため。

解説:

エネルギーは移り変わるので、

おもりの位置エネルギー[J]=豆電球を光らせる電気エネルギー[J]+熱エネルギー[J]+音エネルギー[J]など

となり、おもりの位置エネルギーがモーターの音や熱などのエネルギーに変換されたため、電気エネルギーにすべて変換されません。

 

問6

解答:ウ

解説:

ア:石油の化学エネルギー→水蒸気の熱エネルギー→タービンの運動エネルギー→発電機の電気エネルギー、です。

イ:ウランの核エネルギー→水蒸気の熱エネルギー→タービンの運動エネルギー→発電機の電気エネルギー、です。

ウ:ダムの水の位置エネルギー→水路の水の位置エネルギー→水車の位置エネルギー→発電機の電気エネルギー、です。

エ:風の運動エネルギー→風車の運動エネルギー→発電機の電気エネルギー、です。

 

問7(1)

解答:力学的エネルギー

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問7(2)

解答:

解説:

Dは速さがゼロであるので、力学的エネルギーの大きさは6マスで、すべて位置エネルギーです。

Aでは6マスの力学的エネルギーのうち2マスが位置エネルギーであるので、2マスが運動エネルギーです。

BからCでは高さがゼロであるので、力学的エネルギーの大きさは4マスで、すべて運動エネルギーです。

これより、点を結んで直線を書いて、答えが得られます。