神奈川県公立高校入試オススメ過去問題集
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問1 小問集合(物理) ★(ウ)がやや難
(ア)
解答:6
解説:
a:音さから出た音が空気の粒子を振動させ、その振動が伝わっていきます。
b:音は固体中も伝わります。音の伝わる速度は、気体<液体<固体の順です。
c:正しい。
d:正しい。振動数を多くする(音を高くする)には、弦の張りを強くする・弦の長さを短くする・弦の太さを細くする、方法をとります。
(イ)
解答:3
解説:
物体を真上に持ち上げてる間、運動エネルギーが増加し、位置エネルギーは減少します。
力学的エネルギー保存の法則により、運動エネルギーと位置エネルギーの総和は一定に保たれます。
(ウ) ★やや難
解答:2
解説:
2つのグラフのうち、傾きが小さい方の抵抗の大きさは、オームの法則より、
R=V/I=3.0V/0.1A=30Ω
抵抗器Aの抵抗20Ωより大きいので、回路①です。
よって、抵抗器Bの抵抗の大きさは、30Ω-20Ω=10Ω。
傾きが大きい方の抵抗の大きさは、オームの法則より、
R=V/I=6.0V/0.6A=10Ω
抵抗器Aの抵抗20Ωより小さいので、回路②です。
また、回路②の合成抵抗は、抵抗器Aの抵抗20Ωの半分になっているので、抵抗器Cの抵抗の大きさは抵抗器Aと同じ20Ωです。
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問2 小問集合(化学)
(ア)
解答:3
解説:
ろうが液体→固体になると、粒子どうしの間隔が小さくなるため、体積[cm3]が減少します。
粒子の数は変化しないので、質量[g]は変化しません。
よって、ろうが液体→固体になると、密度[g/cm3]は大きくなります。
(イ)
解答:3
解説:
発生した二酸化炭素[g]=反応前のビーカー全体の質量(a+b)[g]-反応後のビーカー全体の質量(c)[g]
(ウ) ★やや難
解答:1
解説:
化学反応式の係数を決定するだけです。
水素原子(H)は、左辺8個・右辺2個であるので、左辺の水分子を4倍します。
C3H8+O2→3CO2+4H2O
酸素原子(O)は、左辺2個・右辺10個であるので、左辺の酸素分子を5倍します。
C3H8+5O2→3CO2+4H2O
炭素原子(C)は、左辺3個・右辺3個であるので、OKです。
全ての原子を見たので、これで完成です。
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問3 小問集合(生物)
(ア)
解答:3
解説:
単純な知識問題なので、解説略。
(イ) ★やや難
解答:1
解説:
問題文の条件を整理します。
A:オオカナダモ+光
B:オオカナダモ+二酸化炭素+光
C:オオカナダモ
D:オオカナダモ+二酸化炭素
E:光
F:なし
以上の条件で、光合成には二酸化炭素が必要であるということを確認するには、二酸化炭素のみ無く他は全て条件が同じである試験管を選びます。
よって、試験管AとBを選べばよいです。
(ウ)
解答:4
解説:
図より、シオカメウズムシがゾウリムシを食べていることが分かります。
シオカメウズムシがピラミッドの上位にあるので、ゾウリムシの個体数が増加するとシオカメウズムシが増加し、次にゾウリムシの個体数が減少し、そしてゾウリムシの個体数が減少していきます。
問4 小問集合(地学)
(ア) ★やや難
解答:1
解説:
湿球に巻かれたガーゼの水が乾いていると、周囲の気化熱を奪うことができないため、ガーゼが湿っているときと比べて温度は上がります。
ガーゼが乾いていると、乾球の示度と湿球の示度の差が小さくなるため、湿度は高くなります。
(イ)
解答:4
解説:
寒冷前線が通過して少々距離が離れた状態であるので、地点Aでは積乱雲は通過してします。
よって、地点Aでは風向が南寄りから北よりに急変し、気温は下がっていると考えられます。
(ウ)
解答:4
解説:
断層は不整合面を切っていないので、C層→B層→断層→海底の隆起→不整合面→海底の沈降→A層→海底の隆起、の順で起こっています。
問5 凸レンズ
(ア)
解答:2
解説:
光源は凸レンズの焦点の外側にあるので、凸レンズを通過した光は、凸レンズの中心面(図3の点線)で屈折して、凸レンズの右側の焦点に集合します。
(イ)
解答:2
解説:
図2より、凸レンズと物体との距離が40cmであるC点のとき、凸レンズとスクリーンとの距離も40cmと等しくなるので、焦点距離は20cmです。
凸レンズと物体との距離が30cmであるA点のとき、凸レンズとスクリーンとの距離も60cmと2倍になるので、焦点距離は30cm/1.5=20cmと求めてもよいです。
(ウ)
解答:4
解説:
凸レンズと物体との距離が40cmであるC点よりも内側のD点とE点とF点とG点では、実物よりも大きい倒立実像(上下左右逆)ができます。
凸レンズと物体との距離が40cmであるC点よりも外側のA点とB点では、実物よりも小さい倒立実像(上下左右逆)ができます。
(エ)(i)
解答:1
解説:
この凸レンズの焦点距離は20cmだから、凸レンズと物体との距離が15cmのとき、実物より大きい正立虚像(上下左右が同じ)ができます。
(エ)(ii) ★難
解答:4
解説:
虚像の作図手順に習うと、凸レンズの軸に平行な光と、凸レンズの中心を通る光は、凸レンズを通過後、1点で集まらないことが分かります。
同様に考えて、凸レンズと物体との距離が5cmのとき、15cmのときと比べて、虚像の大きさが小さくなることが分かります。
ここで、凸レンズと物体との距離をa、凸レンズと像との距離をb、凸レンズの焦点距離をfとおくと、以下のレンズの公式が得られます。
実像:1/a+1/b=1/f、虚像:1/a-1/b=1/f、像の大きさ=物体の大きさ×b/a
1/a-1/b=1/f ⇔ 1/b=1/f+1/a
焦点距離fは一定、凸レンズと物体との距離aが小さくなると1/aの値は大きくなり、1/bの値も大きくなるので、bの値は小さくなります。
凸レンズと像との距離が離れている方が像は大きくなるので、凸レンズと物体との距離が小さくなると、虚像の大きさは小さくなります。
問6 イオン化傾向とダニエル電池
(ア)
解答:3
解説:
表より、銅が亜鉛片上に析出したことが分かります。
このとき、亜鉛がとけて亜鉛イオンZn2+になって電子を2個放出し、硫酸銅水溶液中の銅イオンCu2+が電子を受け取り銅Cuになります。
イオン化傾向の大きさがZn>Cuなので、亜鉛が溶けて銅が析出するという前提知識で解いてもよいです。
(イ)
解答:1
解説:
イオン化傾向の大きさはMg>Zn>Cuなので、マグネシウム片を硫酸銅水溶液に入れると、マグネシウムが溶けて銅が析出します。
マグネシウム片を硫酸亜鉛水溶液に入れると、マグネシウムが溶けて亜鉛が析出します。
(ウ)
解答:3
解説:
イオン化傾向の大きさはZn>Cuから、亜鉛が溶けて電子を2個放出するので、亜鉛板側が-極、銅板側が+極です。
銅板側に移動した電子は、硫酸銅水溶液中の銅イオンが受け取り、銅板に銅が析出します。
この知識をもとに化学式を考えると、選択肢3番のようになります。
(エ)(あ)
解答:1
解説:
イオン化傾向の大きさが大きいほど、電圧の差が大きくなります。
オームの法則より、電圧が大きくなると電流の大きさも大きくなるので、プロペラはより速く回ります。
(エ)(い) ★やや難
解答:2
解説:
表と問題文より、イオン化傾向の大きさは、Mg>Zn>金属X>Cuです。
よって、金属Xと銅板の組み合わせは、亜鉛板と銅板(図2)の組み合わせよりもイオン化傾向の差が小さくなるので、電位差も小さくなります。
問7 消化酵素ペプシン
(ア)
解答:6
解説:
タンパク質は、胃液に含まれる消化酵素ペプシンと、すい液に含まれる消化酵素トリプシン、小腸の壁の消化酵素によって、アミノ酸に分解されます。
(イ)
解答:2
解説:
酵素液のはたらきが原因であることを確認したいので、酵素液のみが無く、他の条件はすべて同じく揃えればよいです。
試験管A:脱脂粉乳溶液9.0cm3+酵素液Ⅰ1.0cm3+40℃
だから、
試験管:脱脂粉乳溶液9.0cm3+水Ⅰ1.0cm3+40℃
の条件で対照実験を行うとよいです。
(ウ)
解答:5
解説:
表3より、
試験管Aの酵素液Ⅰの体積に対しての濃度は20.0/20.0=100%、
試験管Bの酵素液Ⅱの体積に対しての濃度は10.0/20.0=1/2=50%、
試験管Cの酵素液Ⅲの体積に対しての濃度は5.0/20.0=1/4=25%、
試験管Dの酵素液Ⅳの体積に対しての濃度は2.5/20.0=1/8=12.5%、
と濃度が1/2倍になっていきます。
図より、にごりの度合い(表1の脱脂粉乳の体積に対しての濃度)が4から1に変化する時間は、
試験管A(濃度100%)では6分、
試験管B(濃度50%)では12分、
試験管C(濃度25%)では24分、
と、濃度が1/2倍になると、時間は2倍になるという反比例の関係が成り立ちます。
よって、試験管Dでは24分×2=48分かかると考えられます。
(エ)
解答:4
解説:
選択肢1番:脱脂粉乳溶液の体積を2倍に増やすと、にごりの度合いが0になるまでにかかる時間も2倍になると予想できますが、消化酵素に触媒作用があることを確認したいので、不適です。
選択肢2番:脱脂粉乳溶液の体積を1/2倍に増やすと、にごりの度合いが0になるまでにかかる時間も1/2倍になると予想できますが、消化酵素に触媒作用があることを確認したいので、不適です。
選択肢3番:試験管Aには脱脂粉乳は含まれていないので、酵素液Ⅰを加えても何も起こりません。
選択肢4番:正しい。
問8 星の動き
(ア)
解答:3
解説:
単純な知識問題なので、解説略。
(イ)(i)
解答:2
解説:
星の日周運動において、北の空では、星は北極星を中心に反時計回りに1時間に15°ずつ動いて見えます。
(イ)(ii)
解答:1
解説:
北斗七星をつくる恒星は、地球から非常に遠く離れているので、届く光は平行光線になります。
だから、北斗七星をつくる恒星の位置関係が変わらず、北斗七星の形が変わらないように見えます。
(ウ)
解答:1
解説:
観察2の日の午後9時に北の空を観察すると、星の日周運動により、観察1の日の午後9時より反時計回りに15°ずれて見えます。
毎日同じ時刻に星を観察すると、星は1日約1°西から東(反時計回り)に動いて見えます(星の年周運動)。
これより、観察2を行った日は、観察1から約15日後であると考えられます。
(エ)(X)
解答:4
解説:
恒星は、地球から非常に遠く離れているので、届く光は平行光線になります。
だから、天体上で考えると北極星の高度は、その地点の緯度と等しくなります。
(エ)(Y)
解答:4
解説:
赤道付近では北緯0°近くになるため、北極星の高度も0°近くになり、北極星を見ることができなります。