※基礎レベル:易しい公立高校向け、標準レベル:中上位公立高校向け、応用レベル:上位公立高校向け

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)とは

『システム英単語 中学版 改訂版』とは、大手予備校の駿台が出版した単語帳です。

 

最新の学習指導要領に、完全対応しています。

 

『システム英単語』は、大学受験の世界では非常に有名な単語帳です。

『システム英単語 中学版 改訂版』は、その中学版ということで、成績アップが期待できそうです。

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)の特徴・レベル

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)の特徴

『システム英単語 中学版 改訂版』は、560例文を暗記することで、高校入試の重要単語1800語が覚えられることが特徴です。

 

『システム英単語 中学版 改訂版』には、中学校で採用されることが多い6種類の検定教科書を比較検討して得られた、頻出単語1800語が載っています。

 

『システム英単語 中学版 改訂版』の全て例文は、ネイティブのコンサルタントのチェックを受けているそうなので、信頼性が高いです。

 

『システム英単語 中学版 改訂版』の英単語の部分は一つの単語につき一つの意味のみと、一語一義に徹しており、非常に読みやすいのが特徴です。

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)は音声をダウンロードして例文を覚える

『システム英単語 中学版 改訂版』は、全ての例文に音声が用意されています。

 

音声は、駿台文庫ダウンロードシステムにアクセスしてダウンロードします。

 

音声は2種類用意されています。

一つは、例文を各1回読みした音声で、40分ほどで全ての例文を聞くことが出来ます(パターン1)。

もう一つは、例文+日本語訳+例文2回をそれぞれ再生した音声で、同じ英文が3回聞けるようにできています(パターン2)。駿台はこれを「トリプル・スピード」と読んでいます。

 

本書はしがきにも書かれているとおり、『システム英単語 中学版 改訂版』は、音声を使うことが不可欠でので、必ずダウンロードしてください。

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)の中身

<『システム英単語 中学版 改訂版』の中身>

・Step1 中1レベルの英単語・英熟語 500

・Step2 中2、中3レベルの英単語・英熟語 500

・Step3 高校入試に必要な英単語・英熟語 500

・Step4 高校英語への英単語・英熟語 500

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)のレベル

『システム英単語 中学版 改訂版』のレベルは、高校入試〜難関高校レベルです。

『システム英単語 中学版』と『ターゲット中学英単語1800』どちらがよいか

『システム英単語 中学版 改訂版』と双璧をなす単語帳として、『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』があります。

>>『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』とは?対象者と使い方など

 

『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』にも音声再生アプリがあるので、『システム英単語 中学版 改訂版』と変わりありません。

しかし、『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』の音声再生アプリは、再生速度が変えられず、単語→日本語→例文の再生しか出来ないため、1周するのに時間がかかるのが欠点です。

『システム英単語 中学版 改訂版』は、例文を音声を使って自然に覚えられること、パターン1の音声を使って40分で1周できて、リスニング対策も出来てしまいます。

 

『システム英単語 中学版 改訂版』の価格は1,760円と、『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』(836円)の2倍以上するのが欠点ですが、現在は『システム英単語 中学版 改訂版』の方が学習効率が高いです。

 

『システム英単語 中学版 改訂版』は、2021年4月からの学習指導要領改訂に完全対応しています。

が、『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』は発売日が2019年で現行の学習指導要領改訂に対応していないことも欠点です。

 

以上の点を踏まえて、『システム英単語 中学版 改訂版』は『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』より優れていると言えます。

 

ただし、『高校入試でる順ターゲット中学英単語1800』の音声再生アプリが大学受験用英単語帳『英単語ターゲット1200』と同じく「ターゲットの友」に集約されたり、再生速度を変えられるなど改良されたりしたら、こちらをオススメします。

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)の対象者

『システム英単語 中学版 改訂版』のはしがきに、「本書は英語をゼロから学ぼうという読者向け」とあります。

 

しかし、『システム英単語 中学版 改訂版』は単語が1800語も収録されており、単語レベルも比較的高いことから、対象者は最上位公立高校や難関私立高校を目指す子だと言えます。

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)の使い方・勉強法

『システム英単語 中学版 改訂版』のパターン1の音声を連続して聞く

まずは『システム英単語 中学版 改訂版』のすべての例文を、パターン1の音声を聞きながらひたすら読みましょう。

パターン1は、例文を各1回読みした音声で、40分ほどで全ての例文を聞くことが出来ます。

 

パターン1の音声を1日1周(40分)、これを10日連続でやって、次に1週間ほど放置して、5日連続でやり、また1週間放置してから復習することを繰り返します。

 

英単語は、効果的な学習法として、あえて一定期間復習をしないやり方があります。

短期集中で暗記 → 一定期間放置 → 短期集中で覚え直す

こうすることで、英単語が長期記憶化でき、長文の単語を無意識レベルで自然に読むことができるようになります。

 

こうして『システム英単語 中学版 改訂版』のパターン1の音声を、定期的に聞いて下さい。

『システム英単語 中学版 改訂版』のパターン2の音声で音読

パターン2は、例文+日本語訳+例文2回をそれぞれ再生した音声で、同じ英文が3回聞けるようにできています。

 

パターン2の音声を使って、シャドウイングをしましょう。

シャドウイングとは、流れてくる英語に合わせて、口に出してついていくことです。

 

パターン2の音声で全ての例文をやるのは時間がかかるので、この作業は3周目標で大丈夫です。

『システム英単語 中学版 改訂版』の単語をテスト形式で覚える

最後に『システム英単語 中学版 改訂版』の単語を覚えます。

やり方は、付属の赤シートを使い、テスト形式でやります。

 

英単語は、テスト形式で覚えることが学習効果がもっとも高いと言われています。

根気を要する作業になりますが、頑張りましょう。

 

発音が不明なら、音声を使ってください。

『システム英単語 中学版 改訂版』(駿台文庫)は買いか!?

買いです。

 

最上位公立高校や難関私立高校を目指す子は、『システム英単語 中学版 改訂版』を使いましょう。

 

 

※基礎レベル:易しい公立高校向け、標準レベル:中上位公立高校向け、応用レベル:上位公立高校向け