第1問
(1)
飽和水蒸気量曲線に最も近い点を選べばよいので、正解はCです。
(2)
露点は水蒸気量のみで決まるので、水蒸気量が最も大きいEが正解です。
(3)
露点が最も大きい=水蒸気量が最も大きいEが、冷やしたときに出てくる水滴が多くなります。
第2問
(1)
答:エ
温帯低気圧の左側では、寒気が偏西風によって西から東へ進み、暖気と接して前線面が発生します。
前線面と地面との接点である寒冷前線では、寒気が垂直に押し上げて激しい上昇気流が生じるため、前線の左側で積乱雲や積雲が発生します。
積乱雲により、短時間に狭い範囲で非常に強い雨が降ります。
温帯低気圧の右側では、暖気が偏西風によって西から東へ進み、寒気と接して前線面が発生します。
前線面と地面との接点である温暖前線では、暖気が寒気の上にはい上がり、ゆるやかな上昇気流が生じるため、前線の右側で乱層雲−高層雲−巻層雲−巻雲が生じます。
乱層雲により、広範囲に長い時間弱い雨が降ります。
(2)
答:寒冷前線(解説略)
(3)
答:温帯低気圧(解説略)
(4)
現在(図1)の札幌は、温暖前線の雨域に入っており、弱い雨(イ)が広い範囲(ア)で降っています。
温暖前線通過後は暖気に覆われるため、気温が上がり(ア)、南寄りの風(イ)が吹きます。
その後寒冷前線が通過し、積乱雲に覆われるため、強い雨(ア)が狭い範囲(イ)で降ります。
寒冷前線通過後は、北寄りの風(ア)が吹き、寒気に覆われるため気温が下がります(イ)。
(5)
11月19日の9時頃に、風向が南寄りから北寄りに急変していることから、寒冷前線が通過しています。
寒冷前線が通過すると寒気に覆われるため、気温が急降下します。
よって、正解はイです。
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第3問
(1)
解答例:移動性高気圧と低気圧が日本列島を交互に通過するから(解説略)
(2)
移動性高気圧と低気圧は偏西風により、西から東に移動します。
(3)
梅雨の時期の停滞前線より、梅雨前線です。
図は省略。
(4)
解答例:雨の多い日が続く(解説略)
(5)
ア:温帯低気圧の特徴です
イ:シベリア高気圧(シベリア気団)の特徴です
ウ:前半は温帯低気圧の特徴、後半は台風の特徴です
エ:正しい
(6)
答:西高東低(解説略)
(7)
答:シベリア気団(解説略)
(8)
答:イ
冬に発達するユーラシア大陸の気団は、シベリア気団です。
冬の季節風はユーラシア大陸から吹くため、冷たく乾燥しています。
そのため冬の季節風は、日本海で水蒸気と熱を補給するため、湿度が非常に高くなります。
雲は上昇気流によって生じます。
図はフェーン現象と同じ状況で、空気塊が山を上昇するので、山の風上側で雲が発生します。
水蒸気を含んだ空気が上昇すると、大気圧が低くなり、内圧が大気圧より大きくなります。
これより、空気が断熱膨張して温度が下がり露点以下になると、水蒸気が凝結して水滴に変わり雲ができます。
水滴は、空気中のちりやほこりが核の役目をして、他の水滴と衝突して大きくなります。
水滴の質量が小さいときは、上昇気流に支えられて落下しませんが、水滴が成長する落下し、雨や雪が降ります。
空気塊が下降すると、大気圧が大きくなり、空気が断熱圧縮されて温度が上がり、水滴が水蒸気となって空気中にもどることで、天気が良くなります(高気圧)。
空気塊は山の風上側で雪を降らせ、水分を放出したことで、乾燥した空気となります。
これが山の風下側で寒冷で乾いた風となり、太平洋側を流れます。
(9)
答:ア
(8)解説参照。
(10)
答:イ
(8)解説参照。
第4問
(1)
直列回路より合成抵抗の大きさは、10Ω+15Ω=25Ω
(2)
オームの法則より、6V/25Ω=6/25×1000mA=6×40=240mA
(3)
オームの法則より、15V/25Ω=15/25×1000mA=15×40=60×10=600mA
(4)
並列回路より合成抵抗の大きさは、(10×15)/(10+15)Ω=150/25=6Ω
(5)
オームの法則より、6V/6Ω=1.0A
(6)
並列回路かつ同じ抵抗が2つなので、合成抵抗の大きさは、15/2Ω
オームの法則より、6V÷(15/2Ω)=6×2/15A=12/15×1000mA=4/5×1000=0.8×1000=800mA
(7)
家庭の電気の配線は、並列回路です。
並列回路の利点は、
① 電気機器(抵抗)が壊れても、他の電気機器には影響しないので、使い続けることができる
② 全ての電気器具(抵抗)に同じ電圧を加えることができ、電球を均等に光らせることができる
などがあります。