こんにちは、個別指導塾まさです。

 

今回は、中1理科1学期定期テスト(中間・期末)過去問の解説第7弾です。

 

実際に定期テストで出題された問題の中で、とくに差が付く問題を厳選して解説します。

 

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個別指導塾まさ

オンライン個別指導塾と家庭教師をやっています。北大院卒、指導経験20年以上。当塾は中上位高校志望の子が多いですが、勉強が苦手な子も多数在籍しています。今の学力は不問ですので、気軽にお申し込みください。授業料は1回70分 3,000円〜です。

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第1問

 

 

(1)

メスシリンダーの目盛りを読むときの目線はウの位置で、最小目盛りの1/10まで読み取ります。

 

 

(2)

答:76.0cm3

(1)解説参照。

 

 

(3)

図1と図2より、76.0cm3-60.0cm3=16.0cm3

 

 

(4)

密度の単位(g/cm3)に留意して

43.2g÷16.0cm3=10.8/4=2.7g/cm3

 

 

(5)

表より、アルミニウムであることが分かります。

第2問(やや難)

 

 

(1)

密度の単位(g/cm3)に着目します。

密度[g/cm3]=質量[g]÷体積[cm3]⇔質量[g]=密度[g/cm3]×体積[cm3]

より、縦軸が質量[g]、横軸が体積[cm3]のグラフを考えると、原点を通る直線となり、グラフの傾きが密度[g/cm3]となります。

密度[g/cm3]は物質の種類と温度によって一定です。

この問題で与えられている表は、同一温度における体積と質量の関係でしょうから、質量と体積の比が同じであるなら、同一物質であると言えます。

以上の知識をもとに調べていくと、

質量[g]:体積[cm3]は、

A 8.0:1.0=8:1

B 7.2:3.0=2.4:1=12:5

C 24.0:3.0=8:1

D 4.0:5.0=4:5=0.8:1

E 12.0:5.0=12:5=2.4:1

F 12.0:6.0=2:1=0.5:1

以上より、同一物質をグループ化すると、(A、C)、(B、E)、D、F

の4種類に分けられることが分かります。

 

 

(2)

(1)のように物質を分けたのは、密度が異なるからです。

 

 

(3)

密度の単位(g/cm3)に留意して、(1)より、質量[g]:体積[cm3]が8:1であるAとCが最も密度が大きいことが分かります。

 

 

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第3問

 

 

(1)

プラスチックの性質として、

・軽くてしなやか

・熱や油・薬品に強い

・耐水性・可塑性に優れている

・生分解性プラスチックは土の中で微生物によって分解される

があります。

答としては「軽くてしなやか」を選べばよいでしょう。

 

 

(2)

立方体の体積は(一辺)3なので、このプラスチックの体積は8cm3です。

密度の単位(g/cm3)に留意して、

7.2g÷8cm3=0.9g/cm3

これより、このプラスチックはポリプロピレン(PP)であると推測できます。

 

 

(3)

プラスチックは石油由来の有機物なので、燃やすと水と二酸化炭素が発生します。

二酸化炭素は、温室効果ガスで、温暖化の2番目の原因となるので燃やしてはいけません。

第4問

 

 

(1)

石灰石(炭酸カルシウム)はうすい塩酸に溶けて、気体として二酸化炭素が発生します。

二酸化炭素は空気の約1.5倍で空気より重く、水にあまり溶けないので、アの水上置換法や、ウの下方置換法で捕集することができます。

 

 

(2)

石灰水(水酸化カルシウム)に二酸化炭素を通すと中和が起こり、水にとけにくい炭酸カルシウムの塩ができ、石灰水が白く濁ります。

さらに二酸化炭素を通していくと、炭酸カルシウムが水にとけやすい炭酸水素カルシウムになり、再び透明に戻ります。

 

 

(3)

線香の火は酸素がないので燃えることができず、消えます。

 

 

(4)(5)

二酸化炭素が水にとけると水素イオンを放出して、酸性の水溶液になります。

水溶液の名前は、炭酸水です。

図2のようにすると、二酸化炭素が水に溶けて、気体の分子数が減って内圧が大気圧(外圧)より低くなり、ペットボトルの容器がへこみます。

 

 

(6)

二酸化炭素は、無色・無臭の気体で、空気より重く、水に少し溶け、石灰水を白く濁らせます。

 

 

(7)

ア:正しい

イ:酸素の発生法です。

ウ:正しい

エ:正しい。ベーキングパウダーは重曹(炭酸水素ナトリウム)で、うすい塩酸などの酸と反応して、気体として二酸化炭素が発生します。