こんにちは、個別指導塾まさです。

 

今回は、中3理科1学期定期テスト(中間・期末)過去問の解説第1弾です。

 

実際に定期テストで出題された問題の中で、とくに差が付く問題を厳選して解説します。

 

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個別指導塾まさ

オンライン個別指導塾と家庭教師をやっています。北大院卒、指導経験20年以上。当塾は中上位高校志望の子が多いですが、勉強が苦手な子も多数在籍しています。今の学力は不問ですので、気軽にお申し込みください。授業料は1回70分 3,000円〜です。

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第1問

 

 

(1)

塩化銅(化学式:CuCl2)の電離式は、

CuCl2→Cu2++2Cl

銅イオン(Cu2+)が含まれているので、塩化銅水溶液の色は青色です。

 

 

(2)

塩化銅の電離式は、

CuCl2→Cu2++2Cl

陽極(B)に引き寄せられた塩化物イオン(Cl)が放出した電子を、陰極(A)に引き寄せられた銅イオンが受け取り(Cu2+)、固体の銅(赤色)になります。

 

 

(3)

(2)解説参照。

 

 

(4)(5)

陽極(B)に引き寄せられた塩化物イオン(Cl)が電子を放出し、気体の塩素が発生します。

第2問

 

(1)

塩酸は、気体の塩化水素(HCl)が水にとけた水溶液です。

 

 

(2)

塩化水素が水にとけたときの電離式は、以下の通りです。

HCl→H++Cl

 

 

(3)

マイナスとプラスはくっつくので、

塩化物イオン(Cl)は陽極に引き寄せられ、電子を放出して気体の塩素が発生します。

水素イオン(H+)は陰極に引き寄せられ、電子を受け取って気体の水素が発生します。

 

 

(4)

陽極で発生した気体の塩素は水に溶けやすいため、水素の方が多く発生したように見えます。

 

 

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第3問

 

 

(1)

亜鉛は銅よりイオン化傾向が大きく、酸に溶けて電子を放出しやすいので、電極Aになります。

 

 

(2)(3)

ア:亜鉛が酸に溶けると、電子を2個放出して、亜鉛イオン(イオン式:Zn2+)になります。

イ:亜鉛が放出した電子2個は銅板にいき、塩酸(HCl)から電離した水素イオン(H+)が受け取り、銅板から気体の水素(化学式:H2)の膜が発生してしまいます(ボルタの電池の欠点)。

 

 

(4)(5)

銅板である電極Bは、亜鉛板から発生した電子を受け取っていること、電流が銅板から流れていることから、+極です。

電子の流れは(a)、これより、電流の流れは(b)です。

第4問

 

 

(1)(2)

塩酸は酸なので、BTB溶液の色が緑色から黄色に変化します。

酸の性質を示すのは水素イオン(イオン式:H+)より、電圧を加えると色が陰極側に広がっていきます。

 

 

(3)

電解質が水に溶け水溶液になったときに水素イオン(H+)を放出する物質を、酸といいます。

 

 

(4)(5)

水酸化ナトリウムはアルカリなので、BTB溶液の色が緑色から青色に変化します。

アルカリの性質を示すのは水酸化物イオン(イオン式:OH)より、電圧を加えると色が陽極側に広がっていきます。

 

 

(6)

電解質が水に溶け水溶液になったときに水酸化物イオン(OH)を放出する物質を、アルカリといいます。

 

 

(7)

中性が7より、指標はpHです。