こんにちは、個別指導塾まさです。

 

今回は、2023年に行われた、中学3年北海道学力テスト第1回「理科」の問題・解答・詳しい解説を公開致します。

 

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個別指導塾まさ

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中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023年)問題・解答・解説

大問1 溶媒の状態と質量パーセント濃度の計算

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:とけている物質・・・溶質、とかしている液体・・・溶媒

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問2

解答:13%

解説:

溶質が塩化ナトリウム、溶媒が水である前提で考えると、

質量パーセント濃度=6/48×100=100/8=25/2=12.5≒13%

 

問3

解答:

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

解説:

ビーカー内の水が蒸発したので、高さが減少しています。

固体が見られなかったことから、塩化ナトリウムはすべてとけて、陽イオンと陰イオンが水中に拡散しています。

大問2 フックの法則

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

解説:

表より、ばねAの自然長は7.0cmです。

おもりを1個加えると、ばねAは2cm伸びるので、フックの法則より、傾き2の直線を書き、直線上に点を打って完了です。

 

問2

解答:フックの法則

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問3 ★やや難

解答:2.8cm

解説:

ばねAにおいて、おもりY1個あたりの伸びが1.0cmなので、おもりYの重さはおもりXの1/2倍です。

よって、おもりX3.5個=7/2個をばねBにつるしたことになるので、表より、ばねBの伸びは、0.8×7/2=0.4×7=2.8cmです。

大問3 炭酸水素ナトリウムの熱分解

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:ア

解説:

結果①より、発生した気体は二酸化炭素です。

ア:正しい。

イ:酸素が発生します。

ウ:水素が発生します。

エ:アンモニアが発生します。

 

問2

解答:イ、エ

解説:

この実験で生じた固体は、炭酸ナトリウムです。

結果③より、炭酸ナトリウムは炭酸水素ナトリウムより水によく溶けます(イ)。

結果④より、炭酸ナトリウムは水によくとけることから、水酸化物イオンの個数が炭酸水素ナトリウムより多いためアルカリ性が強く、フェノールフタレイン溶液は濃い赤色になります(エ)。

 

問3

解答:イ、ウ

解説:

化学反応式を書けば容易に分かります。

NaHCO3→Na2CO3+H2O+CO2

 

問4

解答:H2O

解説:

②の結果より、水が生じます。

大問4 オームの法則

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:図1・・・並列回路、図2・・・直列回路

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問2

解答:電流計・・・300mA、電圧計・・・3.6V

解説:

並列回路では、それぞれの抵抗に加わる電圧の大きさは電源の電圧と等しいです。

合成抵抗=600/50=12Ωより、オームの法則から回路全体の電流の大きさは、

I=V/R=3.6/12A=3×1/10A=3/10×1000mA=300mA

 

問3

解答:電圧・・・1.0V、回路全体の抵抗・・・60Ω

解説:

オームの法則より、V=I×R=50/1000×20=1000/1000=1.0V

合成抵抗=20+40=60Ω

 

問4

解答:0.1W

解説:

直列回路はそれぞれの抵抗を流れる電流の大きさは等しいので、

消費電力=I2×R=(50/1000)2×40=40/(20×20)=40/400=1/10=0.1W

大問5 電磁誘導

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:現象・・・電磁誘導、電流・・・誘導電流

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問2

解答:イ、ウ、エ

解説:

実験①より、コイルの上部がN極になると検流計の針は右に振れるので、コイルの上部がS極になるものを選べばよいです。

 

問3

解答:磁石を磁力の強いものに取り替える。(例)

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

大問6 双子葉類と単子葉類

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:a・・・ひげ根、b・・・主根、c・・・側根

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問2

解答:水や養分(肥料分)を吸収する。(例)、体を支える。(例)

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問3

解答:

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

解説:

トウモロコシは単子葉類なので、葉脈は平行脈です。

 

問4

解答:記号・・・A、双子葉類

解説:

ホウセンカは双子葉類なので、茎の維管束は形成層に沿って輪状に並びます。

大問7 肺

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:名前・・・肺胞、理由・・・空気と毛細血管が触れ合う面積が大きくなるから。(例)

解説:

肺胞があることで表面積が大きくなり、酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換)を効率よく行えます。

 

問2

解答:a・・・ウ、b・・・イ

解説:

aの血管では心臓から肺に送られる血液が流れるので、肺動脈です。この血管を流れる血液はガス交換を行う直前なので静脈血で、二酸化炭素を最も多く含みます。

bの血管では肺から心臓に送られる血液が流れるので、肺静脈です。この血管を流れる血液はガス交換を行った直後なので動脈血で、酸素を最も多く含みます。

 

問3

解答:細胞呼吸(細胞による呼吸、内呼吸)

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問4

解答:酸素が多いところでは酸素と結びつき、酸素が少ないところでは酸素を離す性質があるから。(例)

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

大問8 地震

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:P波・・・初期微動、S波・・・主要動

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問2

解答:A・・・初期微動継続時間、時間・・・ウ

解説:

初期微動継続時間は震源距離に比例するので、震源距離が2倍になると初期微動継続時間も2倍になります。

 

問3

解答:名前・・・震度、10階級

解説:

震度は、「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級にわけられます。

大問9 湿度

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:名前・・・露点、湿度・・・100%

解説:

露点は11℃で、このとき水蒸気が空気中で飽和しているので、湿度は100%です。

 

問2

解答:10g

解説:

グラフより、10g/m3

 

問3

解答:83%

解説:

グラフより、この容器内の水蒸気量は10g/m3で、14℃のときの飽和水蒸気量は12g/m3なので、

湿度=10/12×100=1000/12=250/3=83.3・・・≒83%

 

問4

解答:5g

解説:

この容器内の水蒸気量は10g/m3で、0℃のときの飽和水蒸気量は5g/m3なので、5g/m3の水滴が現れます。

大問10 寒冷前線の特徴

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

 

問1

解答:

中学3年北海道学力テスト第1回「理科」(2023、令和5年度)問題

解説:

単純な知識問題なので、解説略。

 

問2 ★やや難

解答:イ

解説:

函館は温帯低気圧の暖気の部分にあり気温が高く、低気圧は風が反時計回りに吹き込むことから風向は南西よりですが、寒冷前線に近いので、直後に天気が悪くなります。

 

問3

解答:停滞前線、記号・・・ウ

解説:

停滞前線の南側は暖気団、北側は寒気団なので、前線は図のように書きます。

 

問4

解答:場所・・・函館、理由・・・等圧線の間隔が狭いから。(例)

解説:

図より明らかです。

 

問5

解答:記号・・・ウ、理由・・・風向が北よりに変わったから。(例)

解説:

寒冷前線が通過後、風向が北寄りに変わり、雨域に突入するので天気が悪くなります。