中学1年北海道学力テスト第4回「英語」長文(2019年)問題・解答・解説
★「会話問題」解答のポイント
まず、以下の作業をして本文の内容をざっくり捉えてください。
本文のイントロ部分を読み本文の登場メンバーをチェック→注意書きの単語の日本語部分を読む。
その後、以下の手順で解いていきます。
・問1を読む→本文を最初から読んで答えを探す→問2を読む→問1で読んだ英文の続きから読んで答えを探す→問3を読む→・・・
問1A 答:A-オ、B-ア
★「空欄補充問題」解答のポイント
前後の文を含めて読みます。
空欄がある文章に指示語がある場合は、直前の文から読み上って中身を特定します。接続詞や副詞などにも注意してください。
これで答えが得られなさそうなら、読む範囲を少しずつ広げていきましょう。
答えを空欄に入れ、もう一度前後の文を読んで、自然な流れになっていることを確認して、完了です。
・空欄A
空欄があるのは、Yumiの1つ目の会話です。
この会話文と直後の英文を読むと、
Yumi:(空欄A) This is Yumi.
Mike:Oh. Hi, Yumi. This is Mike.
これより空欄Aには、電話をかけたときに最初に言う言葉「Hello?」が適しています。
・空欄B
空欄があるのは、Mikeの6つ目の会話です。
この会話文と前後の英文を読むと、
Mike:All right. How many do you usually make?
Yumi:Well… we make about 300.
Mike:300? (空欄B)
Yumi:Yes, They are very delicious. You can eat a lot.
これより空欄Bには、マイクが数の多さに「驚いた」という表現が入るので、選択肢の中では「Are you sure?」が適しています。
問2 答:Are you enjoying your stay in Japan?
★「並び替え問題」解答のポイント
直前の文章→並び替え部分がある文章→直後の文章、の順で読んでから、並び替えをします。
並び替え部分がある文章に指示語がある場合は、直前の文から読み上って中身を特定します。接続詞や副詞などにも注意してください。
カッコの直前と直後の単語に注目すると、最初と最後の単語が特定できることもあります。
並び替えをした後、もう一度前後の文を読んで、自然な流れになっていることを確認して、完了です。
並び替え部分がある文章があるのは、Yumiの3つ目の会話です。
前後の英文を読むと、
Mike:Oh. Hi, Yumi. This is Mike.
Yumi:Are (並び替え部分) Japan?
Mike:Yes I am.
Yumi:That’s nice.
その後並び替えを行うと、明らかに解答のように書けます。
最後に、並び替えをした英文と前後の英文を読んで自然な流れになっているので、これでOKです。
問3 答:I often cook dinner on Saturday.
★「文法問題」解答のポイント
下線部がある英文と前後の英文を読みます。
時間が足りない場合は、下線部がある英文のみ読んで答えてもよいです。
問題文で「下線部を参考に〜書きなさい」と指示されているので、下線部の英文の形を変えて書くだけです。
dinnerの前に形容詞がこないので、冠詞「a」は付きません。「cook a dinner」ではなく「cook dinner」であることにご注意下さい。
問4 答:ア
★「主旨を問う問題」解答のポイント
第一段落と最終段落のみを読んでみましょう。見つからない場合は、次の段落の最初と最後の部分あたりを読みましょう。以下、解答の根拠。
■英文は、第一段落で主張したい内容が述べられ、以降の段落で主張の根拠が述べられ、最終段落で主張が繰り返し述べられる、という構造をしている。
■1つの段落で、最初にその段落で主張したい内容→主張の根拠→主張したい内容、1つの段落に1つの主張・1つの状況という構成になっている。
本文の最初と最後のあたりを読んでみますが、これでは分からないので、本文全体を流し読みしてみます。
すると、Yumiの5つ目の会話に
Yumi:We usually make a lot of gyoza for the party. So I want your help. Let’s make gyoza with us.
とあり、以降の英文がgyoza partyについての内容になっているので、これが本文の主旨であると考えられます。
問5 答:イ、エ
★「内容一致問題」解答のポイント
① 選択肢をざっと読み、主語をつかむ。
② 選択肢は本文の流れの順になっている場合が多い。例えば、選択肢ウは選択肢イで読んだ後の英文に答えがあると考えることができる。※北海道公立高校入試はこの方法で解けますが、学テは例外がある場合があります。
★内容一致問題は時間を食うので、一度飛ばして最後まで解いてから戻りましょう。
・ア
最初の選択肢なので、本文を最初から読んでいくのがセオリーですが、今回はYumiの5つ目の会話を読むと正誤判断できます。
Yumi:We usually make a lot of gyoza for the party. So I want your help. Let’s make gyoza with us.
これより、選択肢アは誤りです。
・イ
選択肢アで読んだ英文以降を読むのがセオリーですが、今回は以下の部分を読んで正誤判断します。
Yumi:My family often have a gyoza party on Sunday. can you come to my house on Sunday?
Mike:Sure. I love gyoza.
これより、選択肢イは誤りです。
・ウ
選択肢イで読んだ英文以降を読むのがセオリーですが、今回は選択肢アとイの正誤判断の過程で読んだ英文より、誤りです。
・エ
選択肢アとイで読んだ英文以降を読みます。
Mike:All right. How many do you usually make?
Yumi:Well… we make about 300.
これより、選択肢エは正しいです。
・オ
選択肢エで読んだ英文以降を読みます。
Mike:All right. How many do you usually make?
Yumi:Well… we make about 300.
Mike:300? Are you sure?
Yumi:Yes, They are very delicious. You can eat a lot.
これより、選択肢オは誤りです。