こんにちは、個別指導塾まさです。

 

今回は、中1理科2学期定期テスト(中間・期末)過去問の解説第9弾です。

 

実際に定期テストで出題された問題の中で、とくに差が付く問題を厳選して解説します。

 

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個別指導塾まさ

オンライン個別指導塾と家庭教師をやっています。北大院卒、指導経験20年以上。当塾は中上位高校志望の子が多いですが、勉強が苦手な子も多数在籍しています。今の学力は不問ですので、気軽にお申し込みください。授業料は1回70分 3,000円〜です。

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第1問

 

 

(1)

解答例:ガラス管の先から出てくる蒸気の温度を測るため(解説略)

 

 

(2)

枝つきフラスコ内部の温度が下がると内圧が下がり外気が取り込まれるので、試験管内部の液体が逆流するのを防ぐために、ガラス管の先をたまった液につけないようにします。

 

 

(3)

純粋なエタノールの沸点は78.3℃、純水の沸点は100℃より、混合物を加熱するとエタノールが先に出てきます。

ゆえに試験管1は、エタノールを多く含む混合物が得られます(エ)。

 

 

(4)(5)

物質の沸点のちがいを利用して、液体の混合物を(ある程度分ける)方法を蒸留といいます。

 

 

(6)

エタノールの存在は、火を近づけて燃えるかどうか、においの有無で確認することができます。

みりんに含まれるエタノールの質量パーセント濃度が低いため、出てきた液体に火を近づけても燃えないと推測できます。

この場合、においをかいで、エタノールの有無を確認します。

第2問

 

 

(1)

試験管Aのタンポポの葉は光合成と呼吸をし、光合成で出入りする気体の量が呼吸で出入りする気体の量より多いため、二酸化炭素が取り込まれて酸素が放出されるように見えます。

これに対して、試験管Bのタンポポの葉は呼吸のみをするので、酸素が取り込まれて二酸化炭素がでます。

石灰水(水酸化カルシウム)に二酸化炭素を通すと中和が起こり、水にとけにくい炭酸カルシウムの塩ができ、石灰水が白く濁ります。

さらに二酸化炭素を通していくと、炭酸カルシウムが水にとけやすい炭酸水素カルシウムになり、再び透明に戻ります。

 

 

(2)

BはAの対照実験で、AとBの違いは光の有無のみです。

よって、この対照実験からは、光合成には光が必要であることが分かります。

 

 

(3)

CはAの対照実験で、AとCの違いはタンポポの葉の有無のみです。

よって、この対照実験からは、光合成によって二酸化炭素が消費されることが分かります。

 

 

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第3問

 

 

(1)

答:対照実験(解説略)

 

 

(2)

ヨウ素液は、デンプンの有無を調べる透明な試薬です。

 

 

(3)

(2)より、図3にはデンプンがあるので、オオカナダモの葉が光合成をしていることから、光を当てた葉Aだと分かります。

図2にはデンプンがないので、光が当たらず呼吸のみ行っている葉Bだと分かります。

第4問

 

 

(1)(2)

道管は、茎の維管束の内側(b)、葉の維管束(葉脈)の上側(c)です。

 

 

(3)

葉の植物細胞の葉緑体で光合成が行われ、根から取り入れた水と気孔から取り入れた二酸化炭素から、酸素とブドウ糖が作られます。

ブドウ糖は水に溶けやすい物質(単糖類)なので、ブドウ糖が複数結合した水に溶けにくいデンプン(多糖類)に作り替えられて貯蔵されます。

夜間、デンプンは二糖類のひとつであるショ糖(水に溶けやすい)に分解され、師管を通って身体の各部に送り届けられ、呼吸や成長の材料として消費されます。

 

 

(4)

ホウセンカは双子葉類で、道管は茎の維管束の内側にあるので、イが正解です。