こんにちは、個別指導塾まさです。
2020年(令和2年度)と2021年(令和3年度)にかけて、札幌圏の中上位高の学級数が9つ、定員にして360人減ります。
札幌圏では、2019年と比較して、2020年の受験生の数は約700人減ります。
中上位校の学級数は7つ、定員にして280人減ります。
2020年と比較して、2021年の受験生の数は約400人減ります。
中上位校の学級数は2つ、定員にして80人減ります。
受験生の数が、定員削減分より多く減っています。
しかし、少子化でも国公立大学の倍率が変わらないことから、中上位高を目指す生徒数は変わらず、入学難易度は上がると判断できます。
学級数が減った中上位高を避けて、他の中上位高に流れる生徒も多数出てくるはずなので、札幌圏の中上位高全体のレベルが上がるのは明らかです。
こういう状況で、中上位高の入試をいかにして突破するか、本記事で紹介します。
>>【最新版】北海道の公立・私立高校受験対策おすすめ問題集(道コンSS・高校別)と差がつく正しい使い方
別業界の会社で働きながら、副業でオンライン個別指導塾と家庭教師をやっています。北大院卒、指導経験20年以上。当塾は中上位高校志望の子が多いですが、勉強が苦手な子も多数在籍しています。今の学力は不問ですので、気軽にお申し込みください。授業料は1回70分 3,000円〜です。
>>教師紹介・料金・授業内容
>>体験授業かんたんお申し込み
>>お問い合わせ
札幌圏の高校の学級数減少と生徒数(ライバルの数)詳細
まず、札幌圏の高校の学級数減少と、札幌圏の小中学校の生徒数(ライバルの数)の詳細を紹介します。
札幌・江別・石狩・北広島の高校の学級数減少の詳細
札幌圏の高校について、レベル順に学級数減少の詳細を書きます。
2020年(令和2年度)
中〜上位高)
- 札幌月寒高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 札幌手稲高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 札幌北陵高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 札幌清田高校 8学級→6学級(定員320人→280人、80人減)
- 札幌白石高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 千歳高校 9学級→8学級(定員360人→320人、40人減)
→学級数7つ、定員280人が減少
その他)
- 札幌西陵高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 札幌丘珠高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 札幌あすかぜ高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 恵庭南高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 北広島西高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
2021年(令和3年度)
中〜上位高)
- 北広島高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 札幌藻岩高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
→学級数2つ、定員80人が減少
その他)
- 札幌英藍高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 札幌東陵高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
- 江別高校 8学級→7学級(定員320人→280人、40人減)
札幌圏の小中学校の生徒数(ライバルの数)の詳細
上で紹介した札幌圏の高校を受験するのは、ほとんどが札幌圏の小中学校の生徒です。
ここで、札幌圏の小中学校の生徒数(ライバルの数)を紹介します。
附属中学校の生徒数も数に入れています。
私立小中学校の生徒は、ほとんどがエスカレーター式にそのまま高校に入学するので、数に入れていません。
<札幌圏の小中学校の生徒数(ライバルの数)>
- 2019年(平成31年度受験組)→18,868名
- 2020年(令和2年度受験組)→18,129名
- 2021年(令和3年度受験組)→17,728名
- 2022年(令和4年度受験組)→18,965名
- 2023年(令和5年度受験組)→18,969名
- 2024年(令和6年度受験組)→18,993名
- 2025年(令和7年度受験組)→18,604名
- 2026年(令和8年度受験組)→18,618名
- 2027年(令和9年度受験組)→18,106名
グラフにまとめます。
グラフから、2019年(平成31年度)と比較して、2021年までに受験生の数が約1,100名減ることが分かります。
その後、受験生の数は2019年の水準に増加し、2026年(令和8年度)まで受験生の数は横ばいとなっています。
つまり、受験生の数は一時的に減るが、その後今の水準に戻るということです。
中上位高は学級数が減っても志願者数は変わらない→不合格者増
2021年(令和3年度)までに受験生の数が約1,100名減り、中上位高の学級数が9つ、定員にして360人減ります。
減少した受験生数1,100人が中上位高を目指していたなら、削減された定員以上に受験生が減少しているので、入試がラクになります。
しかし、そう甘くは無いと私は思っています。
根拠として、国公立大学の倍率が下がっていないことが上げられます。
全国的に見て、少子化の影響で子どもの数が減り続けていますが、国公立大学の倍率は下がっておらず、むしろ上がっています。
北大・札医大・旭川医大を頂点とした北海道の国公立大学も、少子化のなか同じく高倍率を維持しています。
そして、本記事で上げた中上位高は、国公立大学を目指す生徒の高校です。
国公立大学の志願者数が少子化でも変わっていないということは、中上位校を目指す生徒数も変わらないということです。
なのに、中上位校の学級数が2021年までに学級数が9つ、定員にして360人減ります。
志願者数が一定でも定員が減っていることで倍率が上がり、入学難易度が今より上がるのは明らかです。
定員が減った中上位校の受験を断念した層が、他の中上位校に流れてくるでしょうから、中上位校全体の入学難易度は上がるでしょう。
以上から、札幌圏の中上位校の受験は、ますます厳しいものになっていくと予想できます。
2020年・2021年受験組も中上位校の受験は厳しい
札幌圏では、2019年と比較して、2020年の受験生の数は約700人減ります。
中上位校の学級数は7つ、定員にして280人減ります。
2020年と比較して、2021年の受験生の数は約400人減ります。
中上位校の学級数は2つ、定員にして80人減ります。
受験生の数が、定員削減分より多く減っています。
が、先ほど申し上げたとおり、中上位校の志願者数は変わらないはずです。
志願者数一定で定員が減るので、倍率が上がって合格最低点も上がり、今より入学難易度が上がるでしょう。
道コンや学力テストABCがうまく行かず、定員が減った中上位高を避けて、他の中上位高に流れる受験生も多数出てくるはずです。
結果、札幌圏の中上位高全体の入学難易度が上がって、厳しい戦いになるでしょう。
これからの高校入試への対策法
札幌圏の中上位高の学級数(定員)が減って、入学難易度が上がると予想されます。
この状況をいかに乗り越えるか。
私なりの考えを申し上げます。
塾はオススメしない
中上位高の入学難易度が上がって厳しくなるので、「塾に行かなきゃ!」と焦る方も多いでしょう。
しかし、私はオススメしません。
入試では「問題」が出題されます。
その「問題」を時間内に解けるようになるために、似たようなレベルの「問題」を沢山解く必要があります。
入試の点数は、理解して覚えた「問題」の数に比例します。
問題演習をやりまくってなんぼです。
大手塾に関しては、問題演習が圧倒的に足りていません。
数学なら、1回90分の授業で扱う入試レベルの問題数なんて、せいぜい2〜3問でしょう。
90分あれば、自分で10問以上はやれるはずです。
独学でやるやり方が分かっていれば、塾の3倍以上の問題ができ、結果点数が上がっていきます。
鉢巻きをして大声で解説する塾講師、一生懸命黒板をノートを写す生徒がテレビで流れますが、彼らは非常に効率の悪い時間を過ごしています。
こういう映像に流されて、焦らないように。
自宅で問題演習をしたほうが、圧倒的に効率が良いですから。
中上位高の学級数(定員)が減って入学難易度が上がる状況では、効率がものをいいます。
塾の宣伝に流されず、自宅で問題演習をやりまくりましょう。
自分で問題集をやる「やり方」とは?
入試攻略のカギは、自宅で問題集を使って問題演習に励むことです。
問題集のやり方ですが、シンプルです。
問題集をやる流れは、以下のとおりです。
- 問題を見る→解説をすぐに読み理解できるまで粘る→自分で問題を解く→解けたら次の問題、解けなかったらもう一度解説を読んで問題を解く
このサイクルを繰り返し、問題を覚えていきます。
理解した上で覚えることがポイントです。
問題集のやり方は至ってシンプルですが、その「感覚」がピンとこないなら、ぜひ私を呼んでください。
やり方をお伝えします。